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今日はフェスタサマーミューザのコンサート。篠崎史紀コンマス率いるN響室内合奏団の「新たな時代に蘇る世紀末ウィーンの香り」。ソリストに盛田麻央さん。
プログラムは、前半がシュトラウスⅡのワルツ(南国のバラ、宝石のワルツ、酒・女・歌)で、後半がマーラー交響曲 第4番。
篠崎史紀コンマスの意図は、宮本明氏の解説を読むまでわからなかった。
シェーンベルク、ベルクらがアール・ヌーヴォーの時代に現代音楽に普及のために行った「私的演奏協会」の活動。
彼らの、様々な実験を試みながら新しい時代への希望を込めた音楽を、このコロナ禍に苦しむいま、この時代に再現したかった、奏でたかった、のだろう。
そのような想い、熱のこもったマーラー4番は聴きごたえがあった。室内楽アンサンブルゆえの張りつめた緊張感、個々の楽器の音色。
最高に美しい第3楽章に続き、盛田さんがさらに美しい「天上の喜び」を歌ってエンディング。素晴らしい。
盛田さんは大好きな歌手で、今日のチケットも盛田さんの名前を見てすぐに買ったのだが、間違いなかった。
前半のシュトラウス。
その「私的演奏協会」の「ワルツの夕べ」をイメージしての選曲。奏でる篠崎さんたちには喜びが溢れていたし、ぼくらはウィーンの香りを堪能した。
素晴らしいコンサートだった。
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