金曜日のAMはだいたい何も予定がないので積んどいた本をパラパラ。
是枝裕和氏「映画を撮りながら考えたこと」。自分の作品について語ることはあまり好きでもないし得意でもない、という是枝氏がご自分の歩みを振り返り、何を思ってその作品を撮ったか書いている。
世界の映画祭やテレビ、映画のビジネス実情、俳優や監督たちの素顔、311やコロナの時代などなど率直に。
読んでいるうちに作品を見たくなって「そして父になる」。この作品は福山雅治氏が何か一緒にやりたいという気持ちを抱いて連絡をとったことから生まれた。
そういう背景や樹木希林やフランキーリリーへの想いを知っての再鑑賞はよりぐっときた。
ボン・ジュノや韓国映画界についても多くを語っていたので。まだ観てなかった「パラサイト」を深夜観た。日本よりもはるかに酷い貧富の格差をブラックコメディとして描いていた。「万引き家族」とは違う視点。殺人などやや荒唐無稽なストーリー展開。確かに面白かった。