今夜は東京交響楽団定演でサントリーホール。
森谷真理さんが5月の読響定演で歌った「ベルク歌劇ヴォツェック・3つの断章」を再び歌うというのでチケットを買った。
指揮は36歳のチェコ人ペトル・ポペルカ。現在ノルウェー放送管弦楽団の首席指揮者で、9月からはプラハ放送交響楽団の首席指揮者・芸術監督に就任予定。
読響では上岡敏之マエストロが森谷さんをオーケストラの後ろに登場させて歌わせたが、今日はポペルマエストロのすぐ横で歌ったので表情の変化がよく見え、肉感的なマリーを感じた。
それからマエストロの指揮がとっても情熱的で全身を使って激しいのでか、マリーの感情の激しさも感じた。
素晴らしいマリーだった。
ヴォツェックを日本でやれるとしたら新国立か琵琶湖だけだろう。森谷さんはすごいマリーになるはず。やってくれないかなぁ。
他のプログラムはウェーベルン「大管弦楽のための牧歌《夏風の中で》」とラフマニノフ「交響的舞曲」。
夏風の中は実にみずみずしくて美しく、交響的舞曲はダイナミックかつドラマティックだった。
マエストロは激しい指揮で楽団員に向かって強く強く訴求していた。
楽団員はそれがとても満足だったようでカーテンコールで何度も激しい足踏みを鳴らした。
プログラムを読んでこのオーケストラが自主運営していることを初めて知りました。いろいろなご苦労のこと書いてあって。
頑張ってる。えらい❗️
いいコンサートだったよ‼️