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今日は藤原歌劇団のランスへの旅でオペラパレス。
高橋未来子さんが初オペラパレスとなる金曜か日曜の公演を観るつもりが、自分のコンサートのGPと本番に当たってしまい今日の初日に。
METでもプレミアムシアターでも放映されてないので初めて観るオペラ。とても楽しみでした。
最初の30分くらいはストーリーもあってないようなものなので、淡々と観てて心も動かなかったのですが。
コリンナ砂川涼子さんが登場してアリアを決めた辺りから俄かに盛り上がっていき、なが〜い100分の前半もあっという間。
いかにもロッシーニ歌いというテノールの2人、小堀勇介さん、中井亮一さんが素晴らしくて気分が乗っていきました。
秀逸だったのは女たらしの騎士の中井さんが砂川さんを口説いて拒否される重唱。
でも後半の伯爵の小堀さんと公爵夫人の中島郁子さんの愛の重唱も、それに劣らず素晴らしく。
主要キャストの17人がパリの戴冠式にでれる喜びを歌う前半最後の大重唱。そこでもうかなりぼくらはテンパって。
後半の歌合戦のあと、砂川さんの聴かせどころのアリアが決まって、17人の大重唱のフィナーレに向かって感極まれり。
ヴェルディの重厚でドロドロの愛憎劇なんかに激しく感情移入する、ってことではなく。
すごい歌い手たちの、素晴らしい歌、歌、歌に引き込まれて感動、感激。そして幸せな気分。
ランスへの旅、良かった、素晴らしかった。
このオペラがあまり上演されないのは、17人も歌手が必要だからだそうです。ダブルキャストなので34名もそろえるのは大変だったと折江忠道総監督が開演前の解説で言われてました。
今日の17人、僕が聴いたことがあるのは砂川さんとデリアの楠野麻衣さんだけですが、いずれも実力ある方ばかりでした。さすが藤原歌劇団!
明日の公演、高橋未来子さんのマッダレーナを観れないのは心残りですが。
町田イタリア歌劇団の柴田代表が町イタの仲間やサポーターを引き連れていくはず。
頑張って欲しいです❗️