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今日はバッハコレギウムジャパン定演「初夏のカンタータ〜昇天祭オラトリオ〜」でオペラシティ。
プログラムはプレリュードとフーガ 、カンタータ37番、87番、昇天祭オラトリオ。
昨日横浜合唱協会のバッハを聴いたばかりでの今日のBCJ。
37番信じて洗礼を受ける者、コラール第一声の響きに。やはりすごいと身体の中を何かが突き抜けた。
櫻田亮さん加耒徹さんらが次々に素晴らしいソロを歌い、オーケストラは軽やかに厳かに華やかに響き渡る。
そもそも比べるのがおかしなことだし。ホールの違いやマスクの有無といったこともあるだろうが。
しかしBCJは比類のない、唯一無二のものなのだ。
87番、今まではあなたがたは私の名によっては何も願わなかった、と加耒さんが歌い。久保法之さんが、おおなんという言葉だおまえたちは、と悔い改めを促す。
昨年からソロを歌うことが増えてきた久保さん。回を重ねるごとに素晴らしいカウンターテナーになってきてる。
最後の昇天祭オラトリオ。復活したイエス・キリストが天に昇ったことを祝うカンタータ。
終盤8曲松井亜希さんの、イエスあなたのいつくしみの眼差し。なんとに美しい。雲雀かウグイスとでも言えばいいか。
そして終局のコラールそれが起こればよいのに。感動のフィナーレ。
マエストロ鈴木御大。このところいつも終局のあと少しのサプライズとアンコールがあったが。
今日は後半の頭に登場してオラトリオの解説をしてくださり、昇天祭はとても大切だから終演後はすみやかに家路についてくださいと。
そう言われた通りアンコールはなかった。
この後武蔵小杉で夏祭クラシックの練習だったが、こんなバッハを聴いてはマエストロに言われた通り帰るしかなかった。
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