Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてから鬱憤を晴らすようにできなかったことをやってきた。でもマンネリ化してる。まだやり残してることをやろう。

クレッシェンテの「ラ・トラヴィアータ」まさに新演出

2021-03-08 22:45:00 | 森谷真理
今夜は森谷真理さん、宮里直樹さん、今井俊輔さん、多田聡子さんのユニット、クレッシェンテの「ラ・トラヴィアータ」で紀尾井ホール。

ハイライトとかセミステージ形式というより、新演出というのが相応しい素敵な台本が用意されていました。
ヴィオレッタの友人の老婦人が古いアルバムをめくるように回想していく物語。

華やかな社交界の場面も、賭博や決闘のスリリングなシーンもないのだが。
ヴィオレッタ、アルフレッド、ジェルモン、三者三様の苦悩や葛藤が幾度となく胸に迫ってきます。3人の歌があまりも素晴らしいから。

一番のサプライズはたぶん初めての今井さん。プロヴァンスの海と陸、に痺れました。
宮里さんはこれまでコンサートばかりでしたが、素晴らしいアルフレッド。こんな歌と演技を見せられたら、本公演に行かなきゃって思った。

そして土曜日にワーグナーを歌ったとも思えない森谷さん。すごい。素晴らしいヴィオレッタ。歌も演技もホントに好きだなぁ。

終演後のミニトークを聞いて、4人ともこのユニットを楽しんでる、情熱をもってやってる、って感じた。
だからアンコールを2曲もやってくれたんだろう。多田さん編曲のその2曲、おぼろ月夜、ムーンリバーは本当に美しいハーモニーだった。
素晴らしい夜でした。

















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