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今日は新国立劇場オペラ研修所終了公演「悩める劇場支配人」で新国立中劇場。
2年目の研修生・鳥尾匠海さんとは、桜美林大学オラトリオプロジェクトで2017年にヨハネ受難曲を一緒に歌ってからの付き合い。
演目も作曲者チマローザのことも何も知らなかったけれど、なんとも素敵なオペラでした。今回が日本初演ですが、最後にはならないでしょう。(米副大統領風に言えば笑)
ストーリーが面白く、聴かせどころもたくさんあり。(新国立ゆえの)舞台美術も衣装も美しい、格調高いオペラでした。
永井所長がプログラムに、昨年の公演中止の経緯、研修の苦労、コロナ禍での作品選び、稽古の復活などについて書かれている内容がとても興味深かく。
その甲斐あっての、この素晴らしい公演だったんですね。
20代半ばの7名の歌手はフレッシュで、いきいきとして、それぞれの配役を演じていました。歌も演技も実にみごとでした。
鳥尾さんは作曲家の役で、コミカルな演技はとてもよかった。聴かせどころも決めてた。2時間の演目をこなせる技術と体力が備わってきたのだと思った。
一昨年の公演で覚えている湯浅さんも立派な支配人を演じて成長を感じた。
一番聴かせどころの多かった詩人の程さんも光ってた。
彼ら研修生はこうして、本格的なオペラ歌手になっていくんだね。
そういう想いで胸が熱くなった一日でした。
彼らの未来が輝かんことを❗️
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