スカラ座のチェネレントラ、感動して最後は泣きそうになっちゃった。義父と姉妹を許したアンジェリーナが歌うアリアで。
オペラって、なんて素晴らしいんだろう。人間はなんて凄いことができるんだろう、って。
1幕序盤の大合唱があるところ、スカラ座管弦楽団とこの合唱団があってこそのスカラ座オペラなんだなって思いました。どんなに素晴らしいソリストでも彼らの力がなければこんなに観客を唸らせることはできないんだろう、と。
最前列だったので、マエストロ、オッターヴィオ・ダントーネが数メートル先に見え、彼の身体の激しい動きや息遣いが聞こえました。全身全霊でタクトを振り、オケと歌手に指示、メッセージを送っていました。
ダンディー二のドマッティア・オリヴィエーリは新国立のファルスタッフでフォードをやっているからぼくは観ているはずなのに印象に残ってない。彼のせいではなく、最上階の最後列だったからでしょう。
今日はたくさん見せ場、聞かせて場があって、すごく良かった。特に演技が。
2番目に大喝采を浴びたのは義父のCarlos Chausson。確かに上手かったし、演技も歌も決めどころで決めてました。
彼より拍手が少なかったラミーロ王子がMaxim Mironov。フローレスより、もっと明るく軽い声で、ぼくは好きだなぁ。2幕聴かせどころのアリアではブラボーしました。
脇役のAnna-Doris Capitelli ら相当な実力者でしょう。とっても良かった。
そしてタイトルロール、マリアンヌ・クレバッサ。最大の拍手と歓声もらってました。すごいメゾですよね。デドナートは生で聴いてないから比べられないけど。おまけに超美形だし。最後のアリアで聞き惚れ、見とれ、泣かされました。
初めてのミラノスカラ座、マノンレスコーとチェネレントラ。来てよかった。何ものにも代えがたいものがありました。死ぬまでに、まだ何度かは来たいって思いが残りました。