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今夜はウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2021 日本公演最終日でサントリーホール。
プログラムはハフナーとグレイト。
ハフナーがはじまったときの弦の美しさへの驚きは、先週よりも大きく、あっという間に第1楽章は過ぎ。
比類のないオーケストラを、いま聴いているのだと呟いているうちに、ムーティは最終章を軽やかに奏で、力強く終えた。
大曲のグレイトは4楽章というより、四つの交響曲を聴いたようだった。ムーティは1楽章の中にドラマを創り、力強いエンディングにしたから。
それでも最終章は格別で、終盤に近づくにつれ、楽団員たちが上気していったがムーティはそれを抑えていて。
ぼくにはまだ終わって欲しくないという思いが募ったが、やがてドラマチックにエンディング。
早くもスタンディングの人が出たが、今夜もアンコールはあって、シュトラウスの皇帝演舞曲。水曜日のヴェルディに劣らない熱演に総立ちになった。
サントリーホールを後にしながら、コンサートって、コンサートを聴くって、なんだろうって。
今夜のこの素晴らしい演奏を繰り返して聴くことはできない。
CDや映像として所有することもできない。
そして、やがて今夜聴いた音は記憶から消えていくだろう。
残るのは、素晴らしい演奏だった、ものすごい感激だった、という記憶だけだろう。
でも今夜の2時間半は、間違いなく、かけがえのない時間、素晴らしい体験だったのだ。
この2年コロナでさんざんだった。
でも2021年、春に東京春祭、秋にウィーンフィルで、ムーティと6日、時間を共有できたのは素晴らしいことだった。
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