東日本大震災から1年…とても早い1年だった気がします
三越で、河北新報主催による「ありがとうの詩」の発売記念イベントをしていて、和合亮一さんが、優秀作品を何点か朗読してくれました
和合さんは、この本のなかで、「詩に描かれているものは、私たちがこの震災で体験した言いあらわせない喪失感を物語ろうとしているものが多かった。そこに本当の切なさや優しさが見えた。時に涙して、時に深くうなずきながら読み続けた」とのメッセージを寄せています。
最優秀賞に選ばれた気仙沼の小学生も来場していましたが、彼の詩を読みながら、やっぱり涙が出てきてしまいました
「ありがとう」
文房具ありがとう
えんぴつ、分度き、コンパス大切にします。
花のなえありがとう
お母さんとはちに植えました。
花が咲くのが楽しみです。
うちわありがとう
あつい時うちわであおいでいます。
くつをありがとう
サッカーの時とってもけりやすくて、
いっしょうけんめい走っています。
クッキーありがとう
家でおいしく食べました。
さんこう書ありがとう
勉強これからがんばります。
図書カードありがとう
本をたくさん買いました。
やきそば作ってくれてありがとう
おいしくいっぱい食べました。
教室にせん風機ありがとう
これで勉強はかどります。
応援の言葉ありがとう
心が元気になりました。
最後に
おじいちゃん見つけてくれてありがとう
さよならすることができました。
小さなことに感謝しながら、生かされた命を大切に生きていかなければいけないと、あらためて感じた3月11日でした。
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