大変です!!!
14日の本番まであと1週間を切りました!!!
どうする・・・・!?
焦る・・・・。
でも、スポットライトが私を待っている~~~~。
・・・・・緊張で腰とお尻の間くらいが痺れます。(これ、本番の前にいつも感じるの)
ところで、今回私が踊る「越後獅子」とは・・・。
越後獅子とは、越後の国から江戸に出稼ぎに出てくる角兵衛獅子のことで、親方に率いられた子供や若者が家々を回ってアクロバティックな踊りを披露し、門付けをもらう様は江戸の正月の風物詩でした。 長唄「越後獅子」はその様を模した風俗舞踏です。
長唄「越後獅子」では、役者の頭に獅子の面を着け、お腹に太鼓を着け、一本下駄か草履を履いて曲芸のように踊りますが、なんと言っても盛り上がるクライマックスは長いたすきを新体操のリボンのようにぐるぐる回し踊ります。 歌詞の内容は越後に新妻を残し出稼ぎに江戸にでて、越後はいいなぁ~、帰りたいなぁ~とふるさとを案じるといったところです。
じゃ、長唄って?
長唄とは、歌舞伎の音楽として発展してきたジャンルの一つで、語りを中心とする常磐津や清元とちがい、ストーリーよりも情景や心情の表現に用いられます。名前の通り長い唄で、「越後獅子」でも全曲を演奏するのに20分近く要します。
ほほ~~~~ぉ。 私も勉強になった。
そして、そして! なんと今回の「越後獅子」は、オペラ「蝶々夫人」にも関係あるんですよ~。
プッチーニは「蝶々夫人」を作曲するのに、「越後獅子」「さくらさくら」「君が代」「宮さん宮さ
ん」「かっぽれ(豊年節)」などの日本民謡の旋律を用いています。
来る11月18日に、東京のテアトロ ジーリオ ショウワにてオペラ「蝶々夫人」の公演予定
がありますが、それに我が師匠の柿沼伸美先生が出演なさいます~。
http://www.jof.or.jp/opera_tickets/tichet_center/butterfly/butterfly.html
なんという偶然!!!
師匠が歌うオペラの中で、私が踊る「越後獅子」の旋律が使われているとは!!
なにか運命を感じる・・・・・・。
(と、話したら、先生はただ、ふ~~ん・・・って感じだった。)
そんなわけで、皆さん、オペラを観る前に「越後獅子」なんかで予習しとくと、オペラももっとも
っと楽しめるかも!!
是非、是非観に来て下さい!!!
(師匠のオペラも是非よろしくお願いいたします!!!)
ココで宣伝!!!
三喜 英(みき はなぶさ) 出演情報
10月14日(日) 三喜八千代追善舞踊公演 「三喜八千代会」
芝・メルパルクホール 午前10時開演
第一部 名披露目口上 (新師範・新名取一同) 午前十時頃より
(去年の末に名取としてお名前いただきました。そのお披露目です。)
第四部 長唄 越後獅子 午後二時半~三時頃より
*第一部は最初ですのでオンタイムで行われると思いますが、
第四部の越後獅子はおおよその時間ですので、なるべくお早めにお越しく
ださいませ。
フレディマーキュリーとデヴィッドボウイ共演のプレッシャーを思い出すなー。
今回は”和”の催しだから、重圧とでもいうのかな。
響きが重いから、やっぱりプレッシャーだね。
”適度のプレッシャー”は力になる。