オペラ♪観に行ってきました~~。
今回はプラハ国立歌劇場の公演で、ヴェルディの「椿姫」でした~。
と~~~~ってもいいお席で前から7番目のド真ん中だったの!
いやいや~、何度観ても「椿姫」はいいざんす。
でも、今回の演出ってとっても現代的だった・・・!!
観たあとでチラシをみると、「今話題のアルノー・ベルナール演出!これほどまでにフランス的洗練に貫かれたLa Traviataがあっただろうか?」と宣伝文句が書いてあったの。 時代設定を19世紀以降のベル・エポックに置き換え、現代にも通じるヴィオレッタ像を描き、今までの古典的なアプローチでは覆い隠してしまう事実を意図的に表現したともプログラムに書いてあった。
セットもドレスもみ~んな白と黒の世界(光と影って感じ)だったので、
豪華な舞踏会シーンを楽しみにしていた私にとっては、
ちょっと期待とは・・・・と思いました。
(白黒=洗練はチョイ違うかなっと。あとで思いましたケド)
幕が上がってびっくりしちゃったのは、
娼婦(ヴィオレッタ)がパトロンと・・・・したあと・・・ってところで始まるんです。
お金をバラバラ~っといただいちゃって・・・。 乱れてます・・・。
今まであんなに生々しく娼婦だって思って「椿姫」をみたことがなかったので
強烈でした~。 最初のシーンで、ひぇ~、アバズレ??ってショックだった。
そう、今まで、椿姫のヴィオレッタは娼婦とはわかってみていたけど、
今回は、あ~~~、ホントに娼婦だったんだよなぁ~~っと改めて再認識。
でも、だからこそ、悲劇がより悲劇に感じられるのかな?とも考えさせられました。
今までのヴィオレッタのイメージは高級娼婦ですが、品があって気高いイメージ。
今回のはなんだか、もっと現実的で悲しかった。
アルフレードに馬乗りになられてお金をこれでもかと投げつけられ、
スカートの中にまでも札を投げ込まれ・・・惨めすぎでビックリでした・・。
今回アルフレードはなんだか・・・・ムムム・・・な感じだったなぁ。
お父さん役はとってもいいお声でよかったですケド。
いい部分と、ちょっと・・・っという場面いろいろありましたが、
一幕目でひぇ~!?なんだか下品な椿姫って思っていたのが、
二幕目でウルっときて、三幕目でウルウルきてしまった。
簡素なスタイルな舞台だからこそ余計に人間の悲しさみたいなのが
浮き彫りになっちゃうのかな???
う~ん・・・・
でもね、今回の演出は、賛否両論だろうなぁ~。
私の本音としては、もっと”花から花へ~♪”ってな具合で
ゴージャスな感じの方がいいかなっと思います。
最後もベットもなく、彼に介抱されるでもなく床に倒れたまま死んでいくのは
ちょっと無惨だったなぁ~。
娼婦という現実をより表にだすことは必要だったかもしれないですけど、
もう少し、ヴィオレッタの品格を残していただきたかったかな~~。
あれだと、高級娼婦ではなくて、普通の娼婦になってしまいそうでしたので。
音楽はとっても楽しませていただきました~♪
すばらしいアリアの数々~。 ウットリでございました~。
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オペラ観た日ってなんだか夢の中~ですね~。
ホケ~~っとしちゃいます。
自分が別世界に飛んでいってしまう~。
あ~~~、ほ~~~んと~に、オペラっていいですね~。
やっぱり生まれ変わったら絶対オペラ歌手!!!
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でも・・・・歌舞伎役者もいいなぁ・・・・。(この~っ、浮気ものっ!)