皆さま、こんばんは。
2年の八谷🐝です。卒業レポートについて書かせていただきます。
私は「燃料でたどる航空の歴史と課題解決」というタイトルで卒業レポートを作成しました。
飛行機を動かすために燃料は欠かせません。
地球の持続可能性が注目されている今、航空業界が環境問題に向き合う「カギ」となりつつあるのが燃料なのです🤔
18世紀、モンゴルフィエ兄弟が煙突から立ち上る煙から着想を得て、熱気球の無人飛行を成功させました。
そして現在では水素燃料やミドリムシを用いたバイオ燃料、航空業界が地球に与える影響を減らすために開発されたSAFなどが導入されています。
難しい名称をしていますがこれらは「使い古した家庭用油」を再利用したり「動物の排泄物」を使用するなど身近なもので作られています。
何百年も前に飛行のために使われていた「木」や「水素」「わら」など自然由来のものと大差ありません。
これらの燃料がこれからも危惧され続ける環境問題への打開につながるのだというところに感動しました。
それぞれメリット・デメリットありますが「二酸化炭素排出、実質ゼロ」の足掛かりになり得る可能性は大きくあります。
特にSAFに次いで水素も「もう1つの持続可能な燃料」になると考えています。
水素は
・引火したら大事故になりかねない
・結局、水素を取り出してしまう際に二酸化炭素が排出されてしまう
・供給する場所がない
といったことが懸念されていました。
しかし昨年10月、東京大学を筆頭に「光触媒」を使用した、二酸化炭素を排出せず安価に水素を取り出す研究が成功しました。
このことから水素が100%クリーンな燃料になるのではと大きな可能性を感じています✨
簡単ではありますが、以上が卒業レポートの概要です。
これまではおもてなしなどソフトの面に着目する機会が多くありましたが、ハード面に着目してみてたくさんの知見が得られました。
肌寒い気候が続いておりますので、お身体に気をつけてお過ごしください🍀