今日の料理は、客家料理のピーマンの肉詰めで御座います。材料は勿論、ピーマン、豚肉、鮒(フナ)等の淡水魚、塩、胡椒、チキンスープの素です。卵などのつなぎは要りません。
先ず豚肉と魚の身をミンチにして、塩、胡椒、チキンスープの素などで適当に味を付け、ひたすら包丁で粘りが出るまで叩きます。要領は周星馳(チャウ・シンチー)の映画『食神』の火鶏姐さん(カレン・モク)が爆発・小便団子を作っている時の要領です(笑)
そして、半分に切ったピーマンに詰めれて、油を引いた中華鍋で良く火を通し、醤油で味付けすれば『客家釀青椒』の出来上がり!
具はハンバーグのタネでもOKです。
これは私の固定観念だけれど、子供の頃、ピーマンやトマトは不味いものだと言う固定観念があった。今はどちらも大好きだけれど、それは子供の頃見たアニメや漫画と関連があるような気がするのだ。もはや食べる前から、不味いと言う刷り込みが行われており、NHKの『お母さんと一緒』でじゃじゃ丸、ピッコロ、ポロリのポロリがピーマンが大嫌いで、事ある事にに不味い、不味い言っていたので、私はすっかりピーマン嫌いになっていた。私がピーマン好きになったのは中国に来てからだったのだが、それは中国で美味しいピーマン料理に出会ったのに由来する。くしくもそれはピーマンの肉詰めではなかったが、『油淋茄子』と言う料理に入っていたピーマンが非常に美味しかったから、ピーマン好きになったのだ。そんな事でも無い限りはピーマンなんて好きにならかったことでしょう。
それは置いといて、ミン様のご先祖様は明朝に山東省汀州から広東に移り住み、この村にはそのご先祖様を祭った廖家祠と言うお堂があり、毎年、旧正月や何かしらの行事の時にはこのご先祖様の墓参りをする。今年は2月5日に香港にいる廖一族の親戚が20数人やって来たので、大忙しだった。
ミン様の実家は、かなり大きな畑をもっており、ミン様のパパが野菜、芋、薬草、ライチ、ドラゴンアイ、パパイヤ、スターフルーツ、バナナ、マンゴー等をたくさん植えており、パパイヤの木だけでも10本位植わっている。この日は墓参りのついでに熟したパパイヤの収穫をしたのだが、ミン様のパパは56歳とは思えない素早さでパパイヤの木に登り、適当に熟したパパイヤを鎌でニ、三個切り落とし、下でミン様がキャッチすると言う連係プレーをしていた。
落っこちないか心配だったが、写真に収めてみた。青い空が南国の雰囲気を思わせる。
ちなみに木の高さは約3メートル。気を付けないと危ない高さです。