この日は、朝8時15分発の飛行機に間に合うように、朝5時起きで昨日の残り物の鍋を始末しました。
れにしても、JALの飛行機はNWの飛行機と違ってサービスは良いし、対応が丁寧だ。機内食のソバは美味しく無いけれど、実家に帰ってお父さんの手打ちソバでも食べれば良いやと、色々と楽しみにしながら帰りました。
旅の恥は掻き捨てとは言ったもんだが、まさかあの場にいた私が日本人だったとは夢にも思っていなかっただろう…、ふふふ
私が夜の星光大道を散歩していると、目の前に猫耳を付けた一団があらわれて、オタッキーな言葉を発した!
『○○っぴの猫耳、超萌え~!』(○○は一応伏字で)。
それを聞いた私は、内心ドキッとした。日本人!?なんて恥ずかしい格好を!そして、色んなポーズを取りながら写真を撮りまくり、奇声をあげまくっていた。それを横目に香港人達は指を指して嘲笑していた。『日本人は馬鹿だな』…と。なまじ中国語、広東語が分かる私は現地の人が言ってる言葉を聞いて赤面しそうになった。おいおい、あんたら馬鹿呼ばわりされてるよ~、幾ら旅先でも猫耳をつけて奇声を上げる大の大人は、どうかと思うよ。楽しいのは分かるが、ハメを外し過ぎだぞ!!もうちょっと、落ち着いてくれ!!!!
間違っても、あんな変な行動を取っている人達が日本人の本当の姿だと思われたくないものだ。しかも、周りの人が迷惑しているのもお構いなし、よその土地にいるからこそ礼儀を弁えなきゃいけないだろうと思うのだが
それにしても、あの猫耳を何処で買ったのかと思いきや、星光大道で売っていた!50元で!!そしたら、猫耳軍団は『安い!安い!』と買い捲っていた。いやいや、かなりぼったくりだし、全然安くなんかない。あんな猫耳、九龍あたりの雑貨屋でかったら20元以下だよ。しかも、50元って言ったら私の三日分の食費に相当している!やっぱり、日本人ってお金持ちなんだなぁ…(私は例外)と関心してしまった。あの15人位の猫耳軍団が一人一個猫耳を買ったら、一気に750元も稼ぐ計算に。
何ともボロイ商売だ。その調子で日本の観光客相手に猫耳を売っていったら、かなり稼げるのでは。
頑張れ香港の小販売(違法だけど)!頑張って猫耳御殿を建ててくれい!!
そう言えば、この日は元気寿司で寿司を食べた。約4ヶ月振りの寿司だったけど、香港の寿司は結構美味しかった。まあ、チェーン店だから味は皆同じだと思うが、
一つ気になったのは寿司が日本より高い事。食べているうちに気が付いたが、日本では安くて美味しい回転寿司も中国、香港では全然安くない。この日、寿司を四皿食べたら、50元だった。50元…、三日分の食費が一食で飛んでしまった。やっぱり、地の物を食べる方がずっと安上がりだなぁ。
中国でもまだ放送されてないのに、もう日本でDVDがでるとは。私もビックリしました。むむっ、これは日本での漫画の売り込みが可能な前触れでは!?天変地異が起こるかも!これで、『七剣下天山』の公式漫画の売り込みが成功すれば、あのボロクソ言ってくれた出版社のウンチク日本人の鼻を明かしてやれるかも。リベンジなるか?!
さて、話は前月の出張の話になるが、香港で食べた雲呑麺が美味しかった。前回、香港に行った際に重慶マンションでインド人のカレーの匂いを嗅いで、何故か雲呑麺が食べたくなった私は、美味しい雲呑麺を食べれそうな庶民的な店を探してブラブラしていると、宜昌街で錫記招牌雲呑麺なる看板を発見!!さすがに昼時だったので、店は人でごった返していた。見ると店の入り口には親切にも平仮名で振り仮名がふってあるメニューが!おお!日本人も来るのかぁ…と、興味深々で中に入ってみるとやはり席がなかった。虎視眈々と空いている席をさがすと、一つだけ空いている所が有ったので、そこの伯父さんに相席しても良いか尋ねると、笑顔でOKしてくれた。見ると、その伯父さんが、とても美味しそうに雲呑麺を食べていた。なので、私はすかさず伯父さんに、どの雲呑麺か聞いてみると、『上湯雲呑麺』だと教えてくれた。注文してから5分足らずで、上湯雲呑麺が運ばれて来た。
麺は細目の縮れ麺、黄色で艶々している。そして、かん水が多く入っているようでかなり弾力があり、かなりコシの強い麺だ。そして、ワンタンの具は100%、エビ。しかも五個も入っていた。プリプリのエビワンタンにあっさり塩味のスープがぴったりだ。…うまい!!今まで食べた雲呑麺の中で一番美味しい!!
私の実家は会津若松市なので、会津ラーメンや喜多方ラーメンの店がやたら沢山ある地域なので、子供の頃から美味しいラーメンは良く食べていた。それ故、麺類に関してはちょっと舌が肥えている。しかし、この雲呑麺は本当に美味しかった!
また、食べたい
注意:この文章は双葉社の出版物を妨害する為の文章では有りません。正しい翻訳について述べる文章です。
忌々しいと言えば…、現在、翻訳中の双葉社出版の江口寿史先生のイラスト集『素顔~美少女のいる風景』別冊の後ろの方のページに『偉大なるアーティストとの出会い。そしてメモリー……』と言う文章がある。これは英語(原文)と日本語の翻訳文章文章が有るが、私は両方見ながら翻訳している。そして、気が付いた!どこのどなたが翻訳された日本語訳かは知らないが、誤訳らしき日本語訳がやたらと多いのだ。
このイラスト集を買った事が有る方は、イラストがメインなんだから文章なんて関係ないとおっしゃる人もいるかも知れない。もしくは、日本語の文章だけを読んで、英語の原文と何処が違うかなんて注意して読んでいる方はいないかも知れない。
しかし、それは違う。私は翻訳と言う仕事を飯の種として生活している身として(偉そうな事を言うが)、翻訳と言う仕事は原文に忠実に、原文を書いた作者の意志が正確に伝わる様に訳さなくてはいけないと思っている。また、素晴らしい文章を書く事と、原文を捻じ曲げる事は違うと思っている。また、翻訳する人間が、こうした方が面白いなどと言う安易な考えで、面白い表現、原文には無い表現を勝手に入れたりする事は好ましい事では無いと思う。
確かに英語、日本語、中国語など外国語には独特の言い回しが有ったり、四文字熟語などが有ったりと翻訳する上で注意しなくてはいけない点が沢山ある。しかし、こう言った点は翻訳をして、お金を取っている身分、翻訳者、翻訳家なら注意するのが当然の話で、仕事と言う以上は『うっかり間違えました』では済まされない事もある。それは、仕事と言う意味では、当然の責任だ。そんな最低限の事を守らずに、良い翻訳といえるのだろうか?そんなんで本当にお金を取って翻訳作業していいのだろうか?…お金を取って仕事にするって事は、先にも述べたように責任が付いてまわる。それに、職業道徳と物があるだろう。私もこれまで色んな翻訳文を見て来たが、びっくりするほど酷い物も沢山あった。それは、置いといて…。
今、私の仕事は、このいい加減な日本語翻訳文のお陰でかなり影響を受けている。
言っておくが、私の仕事は日本語から中国語、中国語から日本語に翻訳するのが仕事なので、英語から中国語に翻訳するのは特別専門的では無い。しかし、香港の企業に勤めている以上は英語もそれなりに読み書きする事が求められ、外国人と接する機会が多い為、少し位は英語も読める。随って、今、翻訳している文章を原文と日本語訳を見比べながら訳しているが、これが何とも…。
先ずは題名。
原文は“The Meeting of Artist and His Memory"(直訳:あるアーティストとの出会いと彼の思い出)だが、日本語訳は『偉大なるアーティストとの出会い。そしてメモリー……』とある。しかし、何処にも偉大なるなんて単語は入っていない。(注:別に江口先生が偉大では無いと言っている訳ではない)
上げ足取りをすると切りがないのだが、
こんな一文も気になった。それは、ユーモアとギャグと言う言葉の使い方だ。ユーモアとは『上品な洒落やおかしみ』といった良い意味合いの言葉である。しかし、多くの日本人が勘違いしているギャグ=ユーモアは類義語だが意味合いは違うのだ。
ギャグとは『冗談、悪ふざけ』と言う意味をもっていいる。
この事を頭においてこの文章を読んで欲しい。
I am into Mr.Eguchi's humor get excited about his story devoloment, (原文)
私は江口氏のギャグにのめり込み、ストーリー展開にワクワク、ドキドキし…、(日本語訳)
これは、筆者がユーモアと言いたい所をギャグと訳してしまっている。もし、原文を書いた筆者がギャグと言いたければ、英語でgagと書いている訳だし、ここでは完璧に訳者がギャグとユーモアのニュアンスを履き違えている。確かに江口先生はギャグ漫画も描かれるが、この原文の筆者の言葉を忠実に伝えるなら、直接ユーモアと訳した方が正しいだろう。
また、こんな文章も有る。この一文はアメリカに置ける江口漫画の危険さを冗談を交えて語ったものだ。
"Eguchi Manga."is as dangerous as openly reading Communist Manifesuto in New York City,or watching Aljazeera with good friends,who later go back home ,call the FBI,....(原文)
ニューヨークでは『共産党宣言』を人前で読む、もしくは『アルジャジーラ』を気心の知れた親友と見る―もちろん、友人は私とテレビを観終った後、妻の待つ寝室に直行し、私と『アルジャジーラ』のテレビを観たと報告するよりも早く、FBIに電話をすることは火を見るより明らかなくらい危険な『江口漫画』であるが…(日本語訳)
“妻の待つ寝室に直行し、私と『アルジャジーラ』のテレビを観たと報告するよりも早く、FBIに電話をすることは火を見るより明らかなくらい危険な『江口漫画』であるが…”原文にはこんな解釈は一言も出てこない。全く無い。どっからこんな訳が出たのか不思議でならない。原文では家に帰ってFBIに電話する、となっているだけで、友人が妻の待つ寝室に帰ったなんて書いてない。…何なのこのいい加減んな翻訳は!?
しかし、これでズッコケテいるようではダメだ。後ろの部分はもっとエスカレートしている。訳者はコーン・シロップをモロコシエキスと訳しているが、モロコシエキスって…。どうしてそんな、いい加減な訳が出来るの!!?とビックリせざるを得ない。
説明しよう!コーン・シロップとはトウモロコシを原料に作られる安価な甘味料で、ジュースなどの甘味料としても用いられ、欧米では良く使われている。しかし、高果糖の為、糖尿病を容易に引き起こす原因になっているので身体には良くない甘味料なのだ。(私は家庭科の時間に勉強した事があるので知っていた)
これは、ただ翻訳するというよりかは、生活雑学も必要とされる為、翻訳者は自分が知らない言葉や外来語が有れば、辞書を引くなり、百科事典を引くなり、ネットで調べるなりの努力はしなくてはならない。それは、中国語の翻訳でも英語翻訳でも必要な事だ。
ちなみにコーン・シロップは中国語では『玉米糖漿』(ユィミータンジァン)と言う。
これは辞書には載ってないので、メモしておけば何時か役に立つかも??
まあ、今日はこの位にしておくが、本当は変な訳をしている所がいっぱい有るので、このイラスト集を持っている方は良く読み返してみるのも、英語の勉強になって面白いかも知れない。
しかし、今回は思いもよらず英文を直接、中国語に訳す仕事を命じられてしまいました。何故ならこの文章には、日本語から借りて来た外来語が多い為、日本語が堪能でない英文専門の翻訳者は翻訳に時間が掛かると言う事らしいが、日本人が英語から訳する中国語は如何なものか.物は試し。