2013年3月15日、東南早報によると11歳の少女がニキビを潰したことが原因で重度の骨髄炎を発症し、命の危機に陥っているという。13日、武漢市児童医院に入院中の少女は熱が下がらず、病状はハッキリしないという。
小娜(シャオナー)は中国湖北省孝感市に住んでいる。
昨年から彼女の顔にはニキビができるようになった。女の子はオシャレ好きだ。彼女はいつも手でニキビをつぶし、ニキビが早くなくなって欲しいと思っていた。一週間前、小娜はまた数個のニキビをつぶしたところ、次の日から熱が出て、続いて全身が痛むようになった。
現地の病院で4日間の治療を受けたが、症状はさらに悪化、左腕が腫れ上がり動かすことができず、全身が紫色になってしまった。家族は急いで彼女を武漢市児童医院に治療を求めた。検査の結果、小娜は重度の膿血症、骨髄炎、両肺に膿腫できていることが分かり、穿刺を行ったところ左腕に膿が溜っているのを発見した。医師はすぐに手術を行い。彼女の左肩から100mlあまりの膿が流れ出したという。
武漢市児童医院整形外科の沈先涛(シェン・シエンタオ)医師によると、小娜が感染したのは黄色ブドウ球菌で、ニキビをつぶしたことにより炎症を起こした。現在、輸血、ガンマグロブリン、強力な抗生物質の点滴によって、病状は今のところ悪化していないそうだ。
武漢協和医院皮膚科の馮愛平(フォン・アイピン)教授によると、思春期の子どもがニキビをつぶすのは良く見られますが、これは危険な行為で、もし、両手をキレイに洗っていない、爪が長すぎれば、容易に手のばい菌がニキビ内に入り込み、軽ければに顔が感染し、ニキビに膿がたまり、痕になったりするが、重ければ命の危険もある。
馮教授は「ニキビは酷くなければ、顔を清潔に保てば自然に治ります。ひどい場合には正規の病院の皮膚科を受診し薬で治療するのが良いでしょう」とアドバイスしている
。
■関連ニュース
「危険三角地帯」(デンジャラストライアングル)のニキビは特につぶしてはならない
昨年、「広東省の15歳の少女が手で顔にできたにきびをつぶしたのが原因で、頭蓋骨内感染と敗血症を起こし、命の危機」というWeibo(中国語版ツイッター)の書き込みが広く転載された。事実確認の結果臨床上確かにこの類の症例があるという。
武漢市児童医院の専門家の説明では、人の顔には「危険三角地帯」(デンジャラストライアングル)があり、口の両端から鼻の付け根を結んだ三角の部分で、上下の唇、鼻および両鼻翼などが含まれる。この部分は皮脂の分泌が比較的多く、毛穴がつまりニキビができやすい。
人体の頭部、顔は血液が豊富に供給され、また、顔の静脈の血管には弁膜がないため、血液の逆流を防ぐことができず、血液が頭蓋骨内に逆流してしまうことがある。顔で発生した炎症は頭蓋骨内に影響し、頭蓋骨内の感染を起こす可能性がある。
このほか、細菌は動脈に入り体のほかの部分を循環し、肺に入れば肺膿腫、肝臓に入れば肝膿腫を形成し、最も深刻な場合は全身の感染を引き起こし、敗血症になるという。
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