この本は2005年に9月に出版されたもので、著者は香港映画界の重鎮にして、現在、香港電影金像賞董事局主席の文雋(本名:王文俊)。
彼は役者としても映画に登場しているが、それ以上に素晴らしいのが映画の脚本や監督、プロデューサー、小説家など製作者としての才能だ。
彼の作品についてパッと出てこない人もいるかも知れないが、作品名を挙げればきっと観た事が有るはずだ。
日本でも公開された作品を挙げると
『告別紫禁城』(邦題:『中国最後の宦官』:91年 脚本、監督)
『古惑仔』シリーズ全9作(96~98年 プロデューサー・脚本)
『風雲雄覇天下』(98年 プロデューサー、脚本)
『中華英雄』(99年 プロデューサー、脚本)
『決戦紫禁城』(2000年 プロデューサー、脚本)
などなどのヒット作品の数々を生み出している。
また、文雋と言えば莫少聡(マックス・モク)や洪金寶(サモ・ハン)、劉徳華(アンディー・ラウ)、今は亡き林正英と共演した『中国最後の宦官』での汚職宦官の役が印象的だったが、私はこの方を見ると常日頃から日本の演出家の鴻上尚史さんにソックリだと思っているが、どうでしょうか?
鴻上尚史 氏 劇作家・演出家・映画監督
文雋:57生 脚本家、映画監督、プロデューサー等も務める。現・香港電影金像董事局主席。
何故、今日はこの本の話になったかと言うと、私の知り合いに広州電台の番組制作や司会、ラジオDJ、映画プロデューサーで、かつて譚詠麟(アラン・タム)、黎明(レオン・ライ)、任賢斉(リッチー・レン)のプロデューサーを務めた、鐘路明と言う人がおり、彼が制作に関わったこの本を頂いたのだ。
内容はと言うと香港映画界の裏事情やゴシップ、映画賞について、俳優、監督についての話題が盛り沢山であり、香港映画ファンなら喉から手が出そうな情報が満載されている
また、著名映画監督・王晶や俳優の姜文も一部執筆しており、何とこの本の題字は劉徳華が文字を担当している。(達筆)
この本の中で書かれている内容は、香港映画の裏事情にも精通した文雋だからこそ書けるあっと驚く内容となっている。
現在、この本の翻訳をして日本の映画関連の出版社へ売りにだそうかと考え中です。
何時になるかは分かりませんが(笑)
今、日本での売り込み様に企画書を製作中です。併せて一応デモ様に翻訳もしています。
頑張って日本で売れるように翻訳しますよ!