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80年代生まれの若夫婦に大人気「家事サイコロ」

2010年03月22日 20時28分00秒 | エッセイ
今、中国の「80後」(バーシ―ホウ)と呼ばれる80年代生まれの若い夫婦達に人気のサイコロ。それが、『家務骰子』(ジアウートウズ)と呼ばれる『家事サイコロ』!!

これは、各面に「床拭き」、「洗濯」、「何もしない」、「料理」、「皿洗い」、「買い物」と書かれており、これを使って夫婦の家事分担を決めるというおもしろグッズです。



このサイコロの購入者の多くが80年代生まれの女性だそうで、これを使って夫婦の家事の分担を決めているとのこと。中国でも昔ながらの習慣では家事と子守は女の仕事ということですが、時代の変化とともに男女平等が進み、家事も男女平等に行うようになって来たことが、この『家事サイコロ』の出現に一役買っているのでしょう。

購入者の中には男性もいて、購入理由は毎回、家事の分担のことで奥さんが面白くない顔をするので、家事サイコロを使って楽しく公平に分担を決めたいとのこと。

私の知り合いで実際に使ってる人はいるのかなぁ…と思って聞いてみましたが、意外なことに一人もいなかったんです!
みんな、家事サイコロを使わなくても夫婦で協力し合って家事をやってるのかと思いきや…、
男性陣は「奥さんに強制的に家事をやらされてる」という恐妻家(愛妻家)ぶり。
女性陣は「私が結婚してあげたんだから、家事は旦那がやるべきよ」と、なんとも強気の発言。

私の周りの中国人女性は「かかぁ殿下」「鬼嫁」タイプの人が多いせいか、旦那さんがガッツリ尻に敷かれている家庭が多いのです



しかも、私の知り合いの中国人男性は仕事の帰り際に奥さんから電話がかかって来て、「帰りに晩のオカズを買ってきて、ご飯を作っておいて」と頼まれていたので、私が「奥さん、仕事で遅くなるの?」と尋ねたら、なんと奥さんは専業主婦…。この日もヨガの教室があるので、家事は旦那さんがやることに。奥さんは週3回ヨガ教室と週2回ベリーダンス教室に通っているとか。

それで、家事は基本的に旦那さんがやってるそうですが、なぜ奥さんが家事をやらないかと言うとから教室に通って疲れてるから、何もやりたくないそうです。
…それは、ただのワガママだろう。

私が夫の立場だったら、
そんなに教室に通ってる暇があるなら、働きに出るか、専業主婦なら少しは家事をしろと、文句の一つも言いたくなると思います。

旦那さんが優しいのか、奥さんが強いのか…?
絶対服従の旦那さんと、将軍様のような奥さん。上手く主従関係旦那さんが買い物に行ったり、掃除、洗濯、料理…もやってる家が多いです。
これが、奥さんに口答えしたりしたら、ケンカになるんでしょが…。
文句を言わないのも旦那さんの愛の形なのかなぁ。

我が家の場合はというと、私が無言の圧力で夫に家事をやらせている…、と言うのは冗談で、2人で手が空いている方がやるようにしてるので、今のところ、この家事サイコロは必要ありません。

でも、私よりも夫の方が家事が上手なので、大いに助かってますが。


めんどくさがり屋さんの家事術 (sasaeru文庫 い 1-1)
板垣 康子
成美堂出版

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