★~KIDのあれこれ雑記帳~★

ツイッターのつぶやきと連動中!

「おくりびと」、米で一般公開=独特の死生観を称賛

2009年06月05日 00時47分35秒 | 映画の話
映画「おくりびと」、米で一般公開=独特の死生観を称賛(時事通信) - goo ニュース

1ヶ月ほど前に「おくりびと」のDVDを鑑賞しましたが、この映画を観ながら漠然と02年の夏に亡くなった祖父(父方)や私が幼稚園の時に亡くなった母方の曾祖母(母方の祖母の母)を思い出しました。



それは、さて置き。印象深かったシーンについて。

作品の冒頭にある『留男』(とめお)の納棺の儀の場面は衝撃的というか、不謹慎かも知れないけれど、なかなか面白い場面でした。

初めて納棺の儀を任された主人公・小林大悟が“美女”の遺体を清めるシーンで、女性にはあるはずの無いもモノが…(汗)
ニューハーフの方やオナベの方もいるので、確かに見た目と性別が一致しないご遺体もあるんだろうな、と思いながら観ていました。

どの納棺の儀シーンも厳かで、愛情に溢れた故人の安らかな旅立ちのお手伝いが表現されて、納棺士、葬儀屋の仕事はお葬式という人生最期のセレモニーには欠す事ができない役割だと思いました。

しかし、もし私が納棺士の仕事をやるかどうか考えた時、私にはできない仕事だと思いました。給料が良いからとか、故人の安らかな旅立ちをお手伝いする大切な職業とだと、割り切ったり、誇りを持つことが、私にはできない気がします。



この映画の主人公の奥さん(広末涼子)が言うように、遺体を触るお仕事に躊躇を感じます。このお仕事を見下す訳でもなく、皆、生きているから死ぬのは当たり前なんですが、私はこれまで自分が病気で死にそうになった経験があるので、死に対して、すごい恐怖感があって、トラウマになっているので、遺体を見るたび、触るたびに、死への恐怖感がフラッシュバックしてきます。

また、数年前に10万人に1人と言われる難病を患い、長期の入院生活を送っていた時、となりのベッドのお婆さんが、朝起きたら死んでいた時の事は数年経った今でも忘れられませんし、自分の祖父の最期を看取った時の事も忘れられません。

映画を観ながらそんな事を考えていました。

自分が死ぬときの事を考えると…、なるべく早死にはしたくないけれど、かと言って長患いや寝たきりになったり、事故に遭ったり、痴呆になったりせず、眠るようにポックリと逝きたいとか思いますね。これは、贅沢すぎるかも知れないけれど。


まだ、若いのに死に方を考えてるなんで、不健全と言われてしまうかもしれませんが、一度大きな病気をしたり、死ぬような体験をすると「死」というのが、嫌に現実味を帯びるんです。私は19歳の頃に脳内出血を起こし死に掛け、二度も脳外科手術を受けましたが、手術の時は毎回、「これで人生終わりかも」と覚悟を決めていました。幸いにも医師の腕が良かったので、今、こうして生きていますが





でも、死ぬ事って自分の未来の事で、絶対に避けて通れない部分なので、若いうちから結婚する事や子供を生む事と同様に真剣に考えるべき事だと思います。




おくりびと [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


死にカタログ
寄藤 文平
大和書房

このアイテムの詳細を見る

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブラッディ・マンデイ 面白い! | トップ | 『快楽女声』(スーパー・ガ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画の話」カテゴリの最新記事