酒好き文化風俗研究者

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いじめ問題を考える。第8回目。

2017-07-28 | メンタルヘルス
 7月28日 金曜日

 おはようございます。酒好きの思想家です。


さらに重大な問題が残されています。


この世からイジメが無くならない以上、イジメの存在理由が明確に理解出来さえすれば

その対応策も容易に見出せるに違いないから、一度、仮説を立て見直してみます。


もし仮に、

この世が楽園ではなく地獄だとしたならば、イジメがダークサイドとして正論となる。

逆説ですが、

地獄社会での方程式ではイジメが複雑化するほど苦しみが増すという成功哲学だ。

だから、他人に勝つ為の秘訣が「イジメること!」だとしても何ら不思議ではないのである。

イジメだけではない。

世界中で起きている社会現象の全ての混乱が証明されてしまうから怖すぎるくらい怖い。

当然、悪が無くならないようにイジメも無くならないのだから、したがって「パワー・オブ・バランス」が重要となり、

世界は核兵器によって脅かされると同時に守られてもいるのが現代だ。

例えると、

テロをイジメに置き換えてみれば解る様に、テロを無くそうとすることは当然だが、

「力こそ正義」が必要であり、「この世に平和があるのではない。あるのは勇気だ。」と言うのが必須条件となる。

実際、地獄での法則の中の一つである自然淘汰という機能が上手く作用していること考慮した場合、

強いものから見れば弱いものが迷惑となり、上手く立ち回れないものにはイジメが与えられるというシステムがそれに当たるが、

弱いものがさらに弱いものをイジメるルールに則るならば、スリルとサスペンスの物語に人気が集まるのは仮想空間だけの話ではなさそうだ。

重要なのは、地獄でのシステム対策に効果がありそうな良策には、良いイジメ、つまり他人からのイジメを受け続けるのではなくして、

自らの選択と集中による自らのイジメを100回、積み重ねの法則を応用することによって

法則には法則で応戦する以外に成果を手に入れ、イジメから回避する秘訣が見当たらない。

失敗と同様、良い失敗と良いイジメを重ねた生涯学習こそが、「何を行うのか、よりもなぜ行うか」であり、

怠け者の弱者であっては、苦しみの人生だけで残念だが終わってしまうのが現実だ。



だから、

世界中の歴史に名を遺す偉人たちを読み解く以外に解決策はない。

歴代の偉人たちは何をしたと思う?

そう。書き残したのだと。

タルムードとは激しく問い続ける意味である。全てを疑い、問い続けるという冒険だ。

孔子は言う。「下学して上達する」と。

囚われていた主題から解放されるには、問題を提起することである。定理や公式よりも、定義を重視して。

読書を科学すると未だ謎だらけである。世間の常識を用いなければ最高の真実は説き得ないように、

知識や手段なしには対象の理解はない。対象の理解が無ければ活動は有効ではない。

人生の思いは書き残されるように、偉人たちのその言葉にはパワーがある。

様々な人生経験から得た感性による霊性こそが最高の芸術だと言うからだ。

理屈よりも楽しくなければ何事も長続きしない。大切なのは答えは一つではないことである。大きな人生は細部に思想がある。

人類はストーリーを共有するという天賦の才能が備わっているのだから、その物語を読破し、新しいストーリーを世界に発信する必要があるのだ。


「イジメの対象を全てこの世から抹殺すれば、全てが虚しく、残酷である。それはより過激に、より悲劇的に。」

















    つづく。