PRESSな時間

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2013-11-16 20:17:27 | 社会

11/16「永遠の戦士」
今日本を揺るがしている「特定秘密保護法案」に関連して
ここ、2、3日元毎日新聞記者西山多吉さんの講演会を連日は拝聴している。
私はご本人には直接お会いをした事がないので
素顔の西山さんを存じ上げてはいないのだが、
素顔の西山さんはきっとごく普通の翁であると思っている。
しかし、事、話になると
事件にまつわる様々な事柄が頭の中でファイリングされているのであろう。
丁寧に整理された言葉で
簡潔かつ、迫力を持ってお話しされる。
それは配信を観ていて
2回、3回と聞く度に
私の弱い頭の中にも
はっきりと
日米の闇が簡潔にファイリグされていると言う事でも
証明されている。
西山翁は、
今回の法案の法案が官僚の独裁と日米協力の完成とし、
このような根深い構図を作り出した責任の一端は
私達国民にもあると指摘している。
そして、
最後には「もっと民衆が沸き上がるべき」
と叱咤激励した。
私は西山翁のお年を存じ上げないのだが、
日本の政治、マスコミを憂いている方が
未だ存在している事だけでも貴重であるし、
私自身もマスコミ業を放棄する時が来た時、
再度この配信を観る事が出来るだろうかと不安になった。
今の新聞各社は
会見場には来ると思うが
本当に身を挺した取材と言う事をした事があるのだろうか?
原発事故の時も
労組との協定で事故直後に現場から退避をしていたり、
大臣会見の質問もひな形にそった
質問しかしていないと感じる事が多い。
政府の方も
「記者クラブ以外の発言は受け付けない」
と言わんばかりに
その他の取材に対しては冷淡な時が多いと感じている。
つまり、西山翁のような「闘い」を感じる記者は
皆無なのではないかと言う疑問さえ浮かび上がって来る。
それと同時に
西山翁の気骨と精神を誰が受けついてゆくのかと言う
素朴な疑問と憂鬱が
私の心の奥底に渦巻いて来た。
特定秘密保護法案は来週が衆院通過の山であると報じられている。
私達国民はこの大きな山を
永遠の戦士と共に切り崩していくしか
生きるすべがないと信じて前進したいと思う。