2021年の邦画。ヒューマンドラマ。
富山県が舞台。
上京していた結子は、祖母の死をきっかけに故郷へ戻った。
幼なじみの一郎は役所の職員で、団地に住む高齢者の遺影写真を撮る仕事を
結子に依頼する。
結子は団地を訪問するが、全く相手にされず空振りばかり。
ソーシャルワーカーの美咲の力を借り、
ようやく遺影写真を撮る運びとなった。
和子は思い入れのある場所で撮影してほしいと言い、
その場所まで移動して撮影。
出来上がった写真を見て和子は大層喜び、
「遺影写真じゃなくて、おもいで写眞やねえ」と。
結子は一郎にチラシのデザインを渡し、チラシを作ってもらって配布したり、
和子の口コミによって「おもいで写眞」のサービスは軌道に乗り始めたが、
それでも儲けは少なく、早朝の市場でのバイトをしないと生活は苦しかった。
東京での挫折を味わい、祖母を孤独死させてしまった結子は
複雑な気持ちを抱えておもいで写眞を撮り続ける。
一郎は結子を気遣ってくれるし、いい奴だと思うんですが、
結子がつっけんどんな態度をとるのはなぜなんでしょう?
あと、役所で大声出すのはマナー的にどうなんだ(;´Д`
結子が嘘が嫌いなのはわかるけど、
なんかずっとイライラしていたり、
思っていることが顔や態度に出てしまっていたりして、
精神的に幼さを感じてしまいました。
落ち着いて高齢者と接したり、仕事だと割り切れる一郎や美咲とは対照的。
「おもいで写眞」のサービス自体はいい試みだと思うけど、
チラシの配布や口コミだけで充分だと感じた。
あんないきなり訪問されても、勧誘か詐欺かと疑ってしまうし、
ドアを開けて応対したくなかったり、関わりたくない人もいると思うから、
配慮も必要だと思う。
で、エンディングはちょっと微妙でした(-▽-;
一郎との誤解が解けたり、結子が素直になったのはよかったが、
結子の性格がどうしても気に障り、純粋に物語を楽しめなかった。
セリフに方言を多用しているため、
何を言っているのかわからないシーンが多いです。
キャストを知らないで観たから、吉行和子さんが出ていてビックリ。
出演者は、
結子が深川麻衣。
一郎が高良健吾。
美咲が香里奈。
和子が吉行和子。
結子の祖母が原日出子。
柏葉が古谷一行。