桜桃生存日記

桜桃が気ままに書きたいことを書く日記。
日常のこと、趣味のこと、思ったこと、など。

Love Letter

2020-01-17 | 映画を観よう
95年の邦画。岩井俊二監督の作品です。
この映画のタイトル、長い間気になっていたんです。
録画してみました。

キャストがいいですね!ミポリンと、トヨエツでっせ!!
そして何よりもあらすじに惹かれました。
作品の季節も、今と同じ冬だし。

しかし、出鼻をくじかれてしまいました。
設定がわかりにくい。?の連続。
邦画やのに、巻き戻して一個一個疑問のシーンを確認。
これは観終わるの時間かかるな。

・・・冒頭の雪の上でミポリンが寝てるシーン。
これ、ちゃんと意味があるんです。

吹雪いてる中でのお墓参り、寒そう。
あれだけ雪積もってるから小樽かと思ったら、
関西弁での会話が続く。車のナンバーは神戸。
あれ?神戸にしては雪が多い・・・。兵庫の山の方なんかな?

2年前に亡くなった「樹」の出身中学は小樽。
卒業前に転校したってことは、やはりここは神戸なのか?
「小樽のどこですか?」と聞くミポリン。
「樹」とミポリンの関係は恋人同士だったのだろうか。
もちづき…と言いながら、「藤井樹」の住所を腕に書き付けるミポリン。

舞台は変わり、ミポリンの役名は「ひろこ」のはずだが、
郵便配達員から「いつきちゃん」と呼ばれる。
名字が「いつき」なのか?
そして神戸の渡辺博子から「藤井樹」宛ての手紙が届くと
更に謎が深まる。
しかもミポリンは「神戸の渡辺博子を絶対知らない」
「神戸に知り合いなんかいない」と驚きの発言。

えーと、ミポリンは1人2役なんでしょうか?
「ひろこ」と「いつきちゃん」役?
確かに性格が微妙に違うような。
まさか亡くなった「藤井樹」と同姓同名ってことなのか?

で、「いつき」は「渡辺博子」宛てに返事を出し、
2人の文通が始まりました。

何か思ってたストーリーと違う~。
っていうかここまでまだ20分しか経ってないよ(^^;
しかしここから謎がどんどん明らかになっていきます。

・・・トヨエツの関西弁、ええね。違和感ないと思ったら、
なんと大阪府の八尾市出身なんだね!!バリバリ関西人じゃないですか。
っていうかトヨエツはめっちゃいい人で切ない役柄だなあ。

しかしまあ、美男美女が出てくるなあ~。
酒井美紀に柏原崇に、中盤は鈴木蘭々も!髪長いよ。
亡くなった「樹」への想いを、
「ひろこ」はちゃんと整理できるのだろうか。
そして「ひろこ」と「いつき」の手紙のやり取りは、
いつまで続くのか。

ロマンティックでファンタジーなラブストーリーですね。深い!
時折クスッと笑えるシーンもあります。
設定さえ理解できれば、というかもっとしっかりあらすじを読んでおけば、
あんなに混乱しないで済んだんだろうな。
私あんまりあらすじ読み込まないタイプなので。
映画だけでなく、小説でもそう。
できる限り作品への先入観がない状態で物語に入っていきたいので。

ラストは…え~やっぱりそうだったの!?って思いますね。
「ひろこ」に知らせないであげないほうが懸命。
だってトドメ差しちゃうもん(>_<)

♥diarynote時代に相互だけ読めた秘話(/∀\*)
冒頭からの20分間、混乱したけど、
想像してたのとは違うストーリーだったけど、
何度もテレビの音量をいじる必要があったけど、
この作品の良さがわかったし、観て良かったです。
もう1回観たいって思えたから、私の中では迷作・・・
いや名作かなあ(^w^)
また忘れた頃に観ようかなあ。


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