桜桃生存日記

桜桃が気ままに書きたいことを書く日記。
日常のこと、趣味のこと、思ったこと、など。

ロンドン、人生はじめます

2019-11-12 | 映画を観よう
2017年の洋画。実話を基にしたストーリーらしいです。
あらすじに惹かれたので借りたんですが、
主人公の女性が若い女性やと思い込んでいたので
(DVDのパッケージ写真のイメージで。
若いって言っても30代くらいだと)、
映画を観始めて、結構年配の女性で正直驚きました。

1年前に夫を亡くした主人公のエミリーは、
遺ったマンションの借金やメンテナンス代など請求書に追われ、
友達付き合いや会計士のジェームズにお金の相談に乗ってもらいながらも
求愛されるなど、内心疲れ果てていました。
ふと部屋の窓から双眼鏡で覗くと、
下の公園で小屋を持ち、独りで自給自足するドナルドの存在に気付き、
その後2人は偶然出会います。

エミリーは面倒なしがらみに本当はうんざりしていて、
何のしがらみもなく自由に暮らすドナルドに惹かれます。
ドナルドは自由人ですが、気難しくて不器用な性格。
この2人、出会ったばかりなのによく衝突します。

ドナルドは立ち退きを迫られていたのですが、
エミリーはドナルドを助ける為に、行動を起こしたり、
ドナルドに対し弁護士に相談するよう働きかけるのでした。

ドナルドは立ち退かないで済むのか。
エミリーは生活をどうするのか。
そして2人の未来は・・・。


ロンドンの町並み、綺麗ですね。憧れる。
字幕が速いし、どんどん場面が切り替わるので
2人が出会うまでは置いてけぼりを食らってました。
ドナルドは携帯を持っていないので、双眼鏡で覗くエミリーに対して、
メッセージボードを掲げて用件を伝えます。
こういう古典的なやり取り好き。

エミリーはドナルドに対して、「清潔」でびっくりしたと
正直に感想を述べます。
で、ドナルドはエミリーに自分の体臭を嗅がせて、
「悪くない」とエミリー。
やっぱ一緒にいてにおいに違和感が無いって重要だよね。
2人が博物館でデートしたり、バスでのスキンシップのシーンも好き。
エミリーが大学時代に撮影した写真を見たドナルドが、
「上手だ。もっとやればいい」と褒めるシーンも、
自分に自信が持てるよね。

エミリーと衝突してドナルドが謝る所も好き。
引き止めたいからだってわかるし。
自分にとって必要だと感じる女性が去っていったら、
その女性を追いかけたくなるのだと。
好きな男性に追いかけられると、女性って嬉しいんだよ。

ちょっとネタバレになるけど、ドナルドがエミリーに対して
「愛してる」って言うシーンは胸キュンですわい。
その前の「きれいだ」って言うシーンもキュンとしますけど。
この2人の場合、大人の恋愛なので
愛の言葉を伝え合うシーンが皆無。
だから「愛してる」って言うシーンは、
ドナルドからエミリーに対しての
初めての愛の告白だったんじゃないかな。
行動を伴っての「愛してる」だから、説得力ある!!

ただ、ドナルドの生活や、エミリーとのデートに関しては
どうやってお金を工面していたのか(ワインを飲むシーンが出てきたり、
博物館代やバス代など誰が払ったのだろう)。
ラストも強引さが否めませんが、残りの人生本当に大切な物は何か、
必要な物は何か、心の豊かさ、幸せについて、教えてくれます。
やっぱり自分に正直に生きる事でしょうね。時が経てばわかります。

♥diarynote時代に相互だけ読めた秘話(/∀\*)
(前略)
映画でも現実でもそう。
好きな人に対してのまなざしって、とっても優しいの。
好きだから愛おしいから、優しい目になるの。

彼が私を見てる時の目も、優しいんだ。
私を好きなんだと信じられる。
瞳は嘘をつかない。

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