2017年の邦画。ハートウォ―ミングな群像ドラマ。ファンタジー。
原作は未読です。
時は1969年のナミヤ雑貨店。
店主の浪矢が、子供からの手紙に返事を書いています。
そして2012年。強盗事件を起こした若い3人組の男達が、
ナミヤ雑貨店に忍び込みます。
店のポストに投げ込まれた手紙を不審がり、
店を出て逃げ回るのですが、なぜかまた店に戻ってきてしまうのです。
悩み相談に答えることで有名だったナミヤ雑貨店。
店のポストに投げ込まれた手紙は1980年に書かれたもので、
1980年の世界と2012年の世界が繋がります。
"魚屋ミュージシャン"こと松岡の手紙に返事を書いた若い3人組。
松岡との文通が続き、ついに松岡の作った曲を店のシャッター越しに
聴くことに。
しかし松岡の姿を見ることはできないのだった。
1988年。松岡は音楽活動を続けていて、
児童養護施設で演奏を行った。
そこで「REBORN」という曲を披露したら、
セリという女の子が気に入ってくれた。
しかし施設が火事になり、セリの弟の命を救った松岡は
代わりに命を落としてしまう。
1980年の浪矢は病に倒れ、店を畳むことに。
相談者の人生を変えてしまったことに責任を感じ、
息子の貴之に無理を言って店へ戻ります。
浪矢が見た夢が正夢になり、店で不思議な体験をするのでした。
ナミヤ雑貨店への手紙を通じて物語は展開していきます。
時代が交錯するので、今はどの時代だっけ?と混乱しますw( ̄▽ ̄;)w
私がこういうファンタジーものに慣れていないっていうのもありますが。
なぜ1980年と2012年なのか。
そして、1988年も関連が深いのはなぜか。
さらにいえば、若者3人組はなぜ強盗事件を起こしたのか。
物語が進むにつれて謎が解き明かされていくので、
最後までドキドキしながら観ました。
感動作ということで、確かに考えさせられたり、胸を打たれるシーンがあります。
泣くシーンもよく出てきます。
若手・ベテラン・大御所俳優といった、豪華な出演者が勢揃い。
エキストラも多いです。
浪矢を演じた西田敏行は圧倒的な存在感。
林遣都のギター演奏とハミング、門脇麦の歌唱シーンもあります。
山田涼介(Hey! Say! JUMP)は強盗事件の主犯格で、突っ張ってる役ですね。
ただ、物語の舞台は静岡県のはずなんですが、
ロケは大分県だったそうです。
なんで静岡県でロケしなかったんだろう(゚ー゚*?)