2006年の邦画。恋愛群像劇。
オープニングで4人の女性の主人公が順番に出てきます。
この時に、主人公の名前も表示されていたのでありがたかった。
池脇千鶴が演じる里子はナチュラルメイクです。素顔に近い。
そして、星のパジャマは派手だなあ!m(゚▽゚* )
彼氏にひどい振られ方をした里子は、「恋がしたいです」が口癖。
乙女ちっくなんだけど、デリヘルの電話番担当。
土足で自宅に上がったり、窓全開で寝たり、
夜は電気をつけない派(電気代節約?)。
ベランダにブランコがあります♪
中村優子が演じる秋代は
熱帯魚のベタを飼っていて(私も以前飼っていたのですぐわかりました)、
なんと棺の中で寝ています!Σ(゚д゚;)
指名客を虜にするデリヘル嬢だが、二面性があり、
デリヘル嬢モード(里子の前でも)は裏で、
メガネをかけている姿が表というか素。
男友達のキクチのことが好きだが、云えずにいる。
お金の管理に関してはルーズ。
中越典子が演じるちひろはOLで、
これまでの恋愛では相当いい思いをしてきた様子。
彼氏持ちなのかと思いきや、実は彼氏がいなくて、
途中で彼氏ができます。
素直で自分の気持ちをハッキリ言えるのだが、結婚願望が強かったり、
色々面倒くさくて重いタイプ(うーん。人のことは言えない私σ(^_^;))。
そして日記を書くのが習慣でマメなように見えて、
飼っているハムスターに対しては薄情というルーズな面も。
岩瀬塔子が演じる塔子はイラストレーターで、
自宅のマンションをアトリエにして絵を描いている(なぜかTバック!)。
ちひろとは長年の友人でルームシェアをしている。
辛い気持ちを表に出せず一人で抱え込むタイプで、
ちひろには過食症ということは話していないし、
ちひろの日記帳を隠れて読んでいる。
面倒見がよく、ちひろの分まで家事をしている。
普通に見えて一癖二癖ある4人の女性の日常が描かれます。
Rー15の映画ということですが、結構過激でしたΣ(・ω・ノ)ノ
下着姿は序の口で、裸のシーン、ベッドシーンが幾度か出てくる。
更に、塔子の嘔吐シーンも出てくるので、
食事しながら観るのには向かない映画です。
出演者皆、体張ってるなあ。
あと、元気のないハムスターに対して「私昼働いてるし」と、
無責任な言動をしたり、買った野菜を捨てるシーンは許せないな。
生き物や野菜を粗末にする。
こういうところがちひろが好かれない理由だと思うヾ(。`Д´。)ノ彡
報われない恋や報われない仕事に対しフラストレーションが溜まり、
堕ちていく姿は見ていてヒリヒリするほど痛々しかった。
そして、キクチに恋する秋代の姿は切なかった。
果たして里子の「恋がしたいです」という願いは叶うのか?