2015年の邦画。青春コメディ。
原作は、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』
で実話なんですが、原作は未読です。
工藤さやかの小学生時代から始まります。
小学校では友達ができなかったが、
中学と高校は私立の女子校で友達ができた♪
大学までエスカレーター式の学校のため、
全く勉強しなかったさやかの成績は最低クラス。
高2で喫煙が見つかり、無期限の停学処分を受ける。
でも、母親”あ~ちゃん"はいつもさやかの味方だった。
高2の夏、母親の勧めで個別指導の塾に通うことにしたさやか。
この時点で学年ビリで偏差値30。小学4年生レベルの学力。
「慶應ボーイ」=イケメン揃いの大学、というイメージから
慶應大学を目指すことに☆⌒(*^-゚)v
塾の坪田先生(原作者)は、親しみやすく、超前向きで褒め上手。
自身の経験上、一人でも自信のない生徒に自信をつけさせ、
学力を上げ、目標大学に合格させるのが目的。
坪田マジックでさやかは初めて勉強に夢中になり、
非現実的だった慶応大学への道が少しずつ開けてきたのだった。
高2の冬。さやかの学力は上がってきていたが、
慶応大学合格までは到底学力が足りないとのことで、
週3の受講から週6の受講に増えた。
ここから受験への怒涛の猛勉強が始まり、
プレッシャーに押し潰されそうになるさやか。
それでも坪田先生だけでなく、母親や妹、友達が応援してくれたり、
担任の西村先生への復讐だったり、同じようにグレていた玲司の存在。
何より父親が弟びいきで、弟に期待をかけたりお金をかけたりと優遇していた。
それに対する反抗心がさやかを奮い立たせたのだった。
しかし・・・。家庭内トラブルや模試の結果で再びスランプに陥るさやか。
塾や受験を止めるとまで言い出して、坪田先生とケンカしてしまいます。
方言があるなと思ったら、愛知県が舞台の映画なんですね。
さやかを演じるのは有村架純。体当たりの演技がいいですね。
途中からギャルじゃなくなってましたが(笑)。
坪田先生を演じるのは伊藤淳史。この方は声が印象的ですね。
メガネをかけています。
母親"あ~ちゃん"を演じるのは、吉田羊。
母親役が似合いますし、迫真の演技に注目。
父親を演じるのは、田中哲司。
頑固おやじで自分の夢を息子に押し付け、さやかに嫌われる(´Д`|||)
妹のまゆみを演じるのは奥田こころ。
どうかまっすぐ育ってほしいと願うばかりである(*>ω<)o☆
西村先生役は安田顕。冷酷で厳しくて、ただ真っ当なことを言う。
ヤスケンがさやかを変えるんじゃなくて、内心ガックリ(;´▽`
受験シーズンということで観た映画です。
どうやってさやかが慶応大学に合格するのか、
道程が気になって、最後まで夢中で観てしまいました。
面白かった(≧∇≦)
出演者の演技も皆素晴らしかったし、
テンポがよくて飽きさせないし、映像も綺麗でした。
劣等感が強く、ちゃらんぽらんだったさやかが
恩師と出会って、夢中になれるものを見つけて、
目標を成し遂げたことで人生が変わったっていう
サクセスストーリーなので、受験生はもちろんのこと、
自信のない子にも是非観てみてほしいです。