先日、何気なくつけたテレビで99歳の詩人・柴田トヨさんの番組を観ました。
その中で、いくつかの詩が紹介されていたのですが、そのどれもが優しい響きでした。
特に感動したのは、私と同じ感覚をお持ちになった詩です。
『 貯 金』
私ね 人から やさしさを 貰ったら
心に貯金をしておくの
さびしくなった時は それを引き出して 元気になる
あなたも今から 積んでおきなさい
年金より いいわよ。
詩集「くじけないで」より
私も常々、
銀行の残高は少ないけれど心の通帳にはたくさんの財産がありますよ
と、言い続けてきました。
まぁ・・・私が言うと、チョット言い訳と負け惜しみに聞こえるかも知れませんが・・・
そう・・・いただいた優しさは、間違いなく心の財産になっています。
だから、忘れてはいけないのですネ
そういえば、なぜかここ数日懐かしい歌を想い出しています。
http://www.youtube.com/watch?v=oSGBqFVVc1o
心の谷間に太陽を 島倉千代子 です
いったい何十年前の歌なんでしょうね。
でも、私はこの詞が大好きです。
何度泣きながらこの歌を歌ったことでしょうか・・・(昔の話ですが・・・)
ながれる涙ある限り
まだ悲しみに耐えられる
あなたよ 心に燃えている
若い命を信じよう
呼ぼうよ 呼ぼうよ 太陽を
涙の谷間に太陽を
愛されないと泣くよりも
愛していこうよ何処までも
あなたよ この世を嘆くまい
空の青さは誰のもの
呼ぼうよ 呼ぼうよ 太陽を
涙の谷間に太陽を
木枯らしの道辛くても
ひとりじゃないぞ 負けないぞ
あなたよ 明日のしあわせは
結ぶこの手に花開く
呼ぼうよ 呼ぼうよ 太陽を
涙の谷間に太陽を
涙の谷間に太陽を
言葉・・言霊・・・・
言葉に救われるのは・・・きっと人間の証なのかも知れませんね。
99歳の柴田トヨさん
とても素敵な方でした。
どう生きるか・・・という道しるべのひとつになる方でした。