『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

やってもうた!ところ変われば「手招き」も変わる

2010年01月12日 | シンガポールで暮らす

 昨日の記事に書きました通り、昨日の夕方あるお客さんと「ハッピー・アワー」に行って来ました。

 “事件”が起きたのは、私が約束の時間に遅れるぅー!と先を急いでいた時でした。

 お客さんのオフィスへ続く交差点を小走りで渡ろうとしたとき、赤いTシャツにグレーのズボン、下はサンダルの髭を生やしたおじさんに呼び止められたのです。

 道を聞かれるのは良くあること。たぶん今回もそうだろうと思い耳を傾けると、なぜかしゃべっている言葉が分かりません。それで頭を更に傾け全身でおじさんの話を聞こうとしてら、聞こえてきたのが次の言葉でした。

 「今日は朝から何も食べていません。1ドルでいいので下さい。」

 なんと“お金をくれ”と!その場は十字路の交差点ですから、夕方家路を急ぐ人達で込み合っています。“まいったなー、何で俺なんだ?”と思った瞬間、青信号が点滅しだしました。

 すわっ、と私は、同時におじさんには“すみません、先を急いでいますので、”という仕草をして走り出しました。

 自責の念に駆られたのは交差点を渡りきった後でした。“ああ、もしかしたら本当に朝から食べていないのかも知れない。10ドル、いや、それはちょっとやりすぎか、では2ドルでも差し上げれば良かった。。。”と、自分が肝っ玉の小さい小者のような気がして嘆きました(笑)。

 振り返っておじさんを見ると、他の人を物色しているような感じ。私は咄嗟におじさんに向かって“おおーい!”と手を振りました。

 “おおーい!おじさん、こっちに渡ってきなよぉー”の意味で私は「手招き」したのですが、それをやって“ハッ”としました。なんと私は「日本式の手招きで」“おいでおいで”とやってしまったのです!!

 その仕草って外国では“あっち行け!シッ、シッ!”、でしたね(笑)。

 おじさん、ちらっとこっちを振り返りましたが、直ぐに別の方角を向き、私がいる方とは別の方向へ歩いて行ってしまったのです。

 咄嗟に「お金を下さい」と言われたら出せるか?自分は騙されているのではないか。いや、自分は困っている人に1ドルもあげられないケチな男か。

 そんなことを胸の中で考えながら歩いていたのですが、「カンパーイ!」と黄金の水を喉に通した瞬間、もうあの交差点での出来事はすっかり砂塵の彼方へ消えてなくなっておりました(笑)。こんな男です、私は(笑)。

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