今日のシンガポールは昨日とは打って変わって快晴の一日となりました。
日差しが強いせいか、目に飛び込んでくるあらゆるものの輪郭がはっきりしているような気がします。
昼時に通りかかった日本のラーメンと銘打ってそれに似たようなものを出しているお店の前は行列でした。首を傾げたくなる一瞬でもあります。
そういえばと、以前ある和食のシェフからお聞きした話を思い出したのですが、そのシェフ曰く、「味で勝負している店はない」とのこと。
一瞬驚きました。だって皆美味しいものを食べたいからその特定の店に行くのではないかと思うからです。でもよく考えてみると、その方が言われるとおり我々は結構味以外の観点からお店を選択している、いやそのケースの方が多いような気になりました。
駐車場があって車が止められるから。
店の主人の人柄やサービスがいいから。
空いていたから。
タバコが吸えるから。
うるさくなくじっくり話ができるから。
などと、結構味以外でお店を選択しているケースが多々あります。もちろん美味しいものを求めていく場合も多々ありますが、自分自身の行動をよく考えてみると、味は選択肢の一つではあっても優先順位の第一ではないように思えます。皆さんの場合は如何でしょうか。
なるほど、味で勝負ではないか。。。とつぶやきながら歩いていてハタっと気がつきました。本業の人材稼業、きめ細かいサービスや丁寧な対応といってみたところで、人々の心の奥底で求められているのは全く異なったものではないかと(笑)。