さてもうこんな時間になりました。下記は昨日の続きです。ご笑納下さい。
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お金がふんだんにあれば、一度出国して6ヵ月後にまた来ればいいや、ということになりますが、そんなお金はありません。さてどうしたものかと思いを巡らしていたある日、お世話になっていた家族の親戚のおじさんから「大統領は朝4時に起床して、まずは国民からの手紙を読むのが日課」という話を聞きました。
私は「これだ!」と瞬間的に思いました(笑)。丁度日本から持ってきていた真っ白な封筒が残っていました。当時のスリランカの封筒は皆茶色、その中にあって真っ白な封筒はきっと目立つに違いないという思いから、私は覚えたてのシンハラ語で大統領に手紙を書いたのです!ビザの延長をお願いしたその手紙は、「私は日本からシンハラ語を学びに来た日本人です。もっと勉強を続けたいのですが、入管からもう帰れと言われました。どうかビザを下さい。」とまあ、こんな内容です(笑)。
ところが、「意思あるところに道はある」もので、なんとある日、そのお世話になっていた家に「大統領府」から電話があったのです!家の人たちはもう大騒ぎでした(笑)。私も一躍有名人となって国営テレビに出演しなければならなくなるのでは、なんて思いましたね(笑)。冗談です。
電話口でその担当の方が言うには、「大統領はあなたからの手紙を読みました。そして既に滞在延長許可の指示を出されたので入国管理局に行ってスタンプを押してもらって下さい。」とのこと。今改めて思い出すと結構信じられないような話でもありますが、本当のことです(笑)。
そんな大統領からの「お墨付き」があったので、私は勇んで入管に行きました。そしてそれまで横柄な態度で対応してくれたお役人に「これが目に入らぬか!」と水戸黄門の印籠よろしく突き出したい衝動にかられました。
入管に入っていくと、「ああ指示は来てるよ」とみな手のひらを返したようなニコニコ顔です。それ見たことか、どうだこれなら文句は言えまい!と私は内心ほくそえんだのですが、バーン!と私のパスポートに押されたスタンプを見て私は思わずぶっ倒れそうになりました。
なんと大統領が許可してくれた延長期間って、たったの「3ヶ月」だけだったのです!たったの、というと失礼ですが(笑)。
その後更に「他の手」を使って延長に成功するのですが、その話はまた今度機会があればということで(笑)。それでは!
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今日も有り難うございました!