前向きと後ろ向きのバランス

こんばんは、占いサロン・イリス　の翠川琉妃です。


今日は知り合いの息子さんの入試について相談されました。
軽い会話の中だったので、
じゃあ答えがはっきりでる「易」でみてみましょう、となりました。

普段「易」で占う時は八面対のサイコロを使います。
ですが、今日は「筮竹」を使う事にしました。
（「筮竹」は５０本の竹ひごのような細い棒です。）

さて、結果はどうだったでしょうか？

【火天大有】が出ました。「かてんたいゆう」と読みます。
大有は、おおいにとおる。と言う意味があります。

太陽が天の真上にあって、物事を明るく照らします。
一点の曇りもなく明るく大吉です。
試験では合格間違いナシの卦です。

ということで
良かった、良かったと、相成りました



この卦を出して、ふと、思い出した事があります。


それは昔に鑑定したお客様の一言です。

「前向きに前向きにと、世間ではよく言いますね。
ハウツウ本や成功本もポジティブ思考にと書かれてますよね。

でもね、思うのです。そんなに前向きに焦点を合わせると
かえって後ろ向きになるんじゃないのかな。

例えば日光が強すぎると影がきつくなりますよね。
本人の欠点がより自覚しすぎると思うんです・・・」


確かこんな事をおっしゃったような気がします。
もう、何年も前なのでうろ覚えなのですが、、、、。


妙に心に残ってます。


お日様が照ると当然影ができます。
前向きがあるのであれば後ろ向きもあります。

陰があれば陽があるように。

長くなりそうなので続きは明日書きますね。


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聞きたがる心

こんばんは、占いサロン・イリス　の翠川琉妃です。


今日は寒かったですね。
初冬のような気温でした。

私と言えば、真冬のような恰好で出勤・・・・
う～ん、ちょと恥ずかしかったですね。
ま、寒がりなのでご勘弁を


さて、人と言う生き物は話すのも好きですが、
聞くのも好きな生き物です。

人のうんちくを聞くのはけっこう楽しいですよね。
また、興味のあることを聞くのも面白いです。

今の社会では「聞くことはネットで調べる」にあたるでしょうか。
昔はパソコンと言う便利なものがなっかたので、
取りあえず、みじかな人から聞きましたね。

聞く心は知りたいという心なのです。
ですが、何でもかんでも聞きたがる心というのは・・・

「聞きたがる心と言うものは、その人の軽薄さを示すもので
大した効能はない」
と言われています。
（最近、論語に凝ってます読んでるとこういうくだりが出てきます）

人の話を聞くのも大事。知るのも大事。
そこに考えるという行為をもってこなければ自分のものにはなりません。

簡単に言うと「教えて教えてちゃん」ですね。

人から簡単に聞いた事は案外簡単に忘れます。
でもその後に考え問うてみると、いつまでも覚えているものです。


聞いて（知って）考えて実行することが大切なのです。
一つを聞いて実行し、また一つを聞く。
この繰り返しが人としての深みを与えてくれると私は思います。


占いに関してもそうですね。
自分の事は聞きたい、あれもこれも教えてと、
でも占いが終わると、すっかり忘れてしまうようではもったいないですよ。

自分にとって耳が痛い事も、長所を伸ばす事も、ひっくるめて考えて、
ぜひとも実行して頂きたいものです。


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