比良探検隊閑話

琵琶湖をのぞむ比良山系の主峰 武奈ヶ岳を中心とした山行記録「比良探検隊」番外編。

見沼くらしっく館主催 「お米物語 2006」【脱穀】編

2006-10-21 | お米物語
【田植え】編【草取り】編【のろし(稲架)作り】編、そして【稲刈り】編と続いた【見沼くらしっく館主催 「お米物語 2006」】も、とうとう【脱穀】編となった。

いつものように見沼くらしっく館に10:00集合。

館長から、脱穀についての説明あり。

昔は「千刃扱き」を使っていた・・・

そうそう、その通り「千束」もの稲が脱穀できるから「千刃扱き」

「なにっ!」、昨年も参加させてもらったが、説明が違うぞ!

まあ、いいか細かいことは・・・


昔の手法で脱穀する前に、現代の脱穀を体験。いざ、田んぼへ。


≪脱穀マシーンに投入≫


のろし台に干した稲を名前はわからないが、脱穀マシーンに投入。

お見事。袋に脱穀された米が落ちて行き、米がとられた稲は縛られ脇に落ちる。


のろし台から、稲をおろす人。
その稲を機械に入れる人。
稲のなくなったのろし台を解体してかたづける人。
実をとられた稲の束を集めて、軽トラに積む人。


≪のろし台から稲をとる少年≫


特に役割分担はしなかったが、自然と各自が作業を始めた。

そんなわけで、順調に作業もはかどり無事完了。


くらしっく館に戻って、「千歯扱き」を使って脱穀。

当時「後家殺し」と言われ、脱穀作業の効率を飛躍的に上げた発明だが、現代のマシーンを見せられた後では、むなしくなってしまう。

しかし、何事も体験。


≪千刃扱き≫


竹を縦に半分に割って、その間に稲をはさんで、すくように脱穀する気が遠くなるものから、昔のミシンを思わせる足踏み回転式の脱穀マシーンなども体験した。


≪気が遠くなる竹の脱穀器≫


≪回転式で効率アップ≫


今日は「脱穀」。前回の【稲刈り】編でも説明したが、農作業のあとに”お疲れ様”というわけで、慰労の行事がある。その行事「こっきり」で食べられる行事食「こっきり粥」を試食した。中身は稲刈りのときの「かっきり粥」と同じだ。

稲を刈るから「かっきり」。脱穀だから「こっきり」というわけだ。

小豆と米の塩味の粥は、決してうまいとは言えないが、そのあとにいただく、「けんちん汁」に「赤飯」はいつもながら、うまい。「けんちん汁」はおかわりしてしまう程だ。


≪何度食べてもおいしい、けんちん汁≫


楽しかった「お米物語」も終わろうとしている。

最後は12月の餅つきだけだ。

何度も言っているが、これだけ楽しませてもらって「参加費無料」は信じられない。感謝!


≪季節感のある「くらしっく館」≫