5/20(土)が予定日であったが、大雨の天気予報のため、翌日21日(日)に延期された田植えから150日近く経ち、もち米「満月」は収穫の時を迎えた。
【田植え】編、【
草取り】編、そして昨日の
【のろし(稲架)作り】編と続いた、「お米物語」もとうとうクライマックスの稲刈りとなる。
天気は晴天。しかし、風は強い。
見沼くらしっく館に10時集合。今日の作業の説明後、収穫を待つ田んぼへ直行。
「持ってくるもの」の中に「鎌」が入っていたが、手にしている人はほとんどいない。私も持っていない。
昨年同様、お借りすることになる。みんなこんな調子なので、鎌は一家族一本。年に1回しか使わないのに稲刈り用の鎌は買えません。ご了承ください。・・・長靴は買いましたが。
収穫を待つ稲たち。
稲刈り用の鎌にはノコギリのような刃がついている。左手で稲を一束持ち、右手で引くように刈り取る。
簡単に刈り取れるが、この時のポイントは、左手の親指は上にすること。下にすると、鎌を引いたと親指を切ってしまうことがあるからだ。
もちろん、軍手はしているが、結構切れるようだ。
親指が上。
黙々と刈り取っていく。
着々と作業が進んでいく。
作業終了に近づく。
作業完了。
稲刈りも1時間半もしていると、ほぼ終了。その時、ハプニング発生。風で一部の「のろし」が横転。
せっかく、収穫した稲ごと倒れた。やはり、素人の「のそし」だからか!
修復後、くらしっく館で「かっきり」について、説明を受けた。
5/21の
【田植え】編でも紹介したが、農作業の慰労行事
「さなぶり」の中に「かっきり」がある。
「かっきり→刈り取り」とは、農家が稲刈り後、農機具に感謝を込めて行う行事だ。
その時作られるのが「かっきり粥」。お米と小豆を煮た塩味のお粥だ。
小豆は赤い。「赤」色は、めでたい色。それで使われるらしい。
かっきり粥。家庭の台所で作ったのでは興ざめだ。
今日は、その「かっきり粥」を試食されていただいた。
はっきり言って、農作業後の空きっ腹だったので、うまかったが、小豆は「まんじゅう」や「おはぎ」のほうがうまいな。
その後の「けんちん汁」と「赤飯」は最高にうまかったが。
収穫されてしまうと、何となく淋しくなる。
あとは「脱穀」と「餅つき」を残すだけだ。
一年前からこのブログがスタートし、一周年を迎えようとしている。
昨年も「お米物語」に参加していている。
その時の
「脱穀」のようすはブログにも書いているので、振り返って予習でもするか。