ある人の年次有給休暇の保持数の変転について具体例をあげて説明します。ここでは、平成31年1月1日入社、勤続0.5年からの法定付与で説明します。毎年8割出勤率はみたしているものとします。また時効は付与してから2年で消滅するものとします。
付与日 | 勤続0.5年 | 保持数 | |||
R1.7.1 | 10日付与 | 10日 | |||
5日取得 | 勤続1.5年 | ||||
R2.7.1 | 残5日 | 11日付与 | 16日 | ||
4日取得 | 勤続2.5年 | ||||
R3.7.1 | 残1日消滅 | 残11日 | 12日付与 | 23日 | |
11日取得 | 4日取得 | 勤続3.5年 | |||
R4.7.1 | 残0日 | 残8日 | 14日付与 | 22日 | |
勤続4.5年 | 5日取得 | ||||
R5.7.1 | 16日付与 | 残3日消滅 | 残14日 | 30日 | |
勤続5.5年 | 7日取得 | ||||
R6.7.1 | 残16日 | 18日付与 | 残7日消滅 | 34日 | |
16日取得 | 3日取得 | 勤続6.5年 | |||
R7.7.1 | 残0日 | 残15日 | 20日付与 | 35日 | |
15日取得 | 1日取得 | 勤続7.5年 | |||
R8.7.1 | 残0日 | 残19日 | 20日付与 | 39日 | |
勤続8.5年 | 19日取得 | ||||
R9.7.1 | 20日付与 | 残0日 | 残20日 | 40日 |
新規付与から減数する方式で、保有数の推移を表にしてみました。毎年の保有数が増えないことは一目瞭然です。
付与日 | 勤続0.5年 | 保持数 | |||
R1.7.1 | 10日付与 | 10日 | |||
5日取得 | 勤続1.5年 | ||||
R2.7.1 | 残5日 | 11日付与 | 16日 | ||
4日取得 | 勤続2.5年 | ||||
R3.7.1 | 残5日消滅 | 残7日 | 12日付与 | 19日 | |
3日取得 | 12日取得 | 勤続3.5年 | |||
R4.7.1 | 残4日消滅 | 残0日 | 14日付与 | 14日 | |
勤続4.5年 | 5日取得 | ||||
R5.7.1 | 16日付与 | 残0日 | 残9日 | 25日 | |
7日取得 | 勤続5.5年 | ||||
R6.7.1 | 残9日 | 18日付与 | 残9日消滅 | 27日 | |
1日取得 | 18日取得 | 勤続6.5年 | |||
R7.7.1 | 残8日消滅 | 残0日 | 20日付与 | 20日 | |
16日取得 | 勤続7.5年 | ||||
R8.7.1 | 残0日 | 残4日 | 20日付与 | 24日 | |
勤続8.5年 | 19日取得 | ||||
R9.7.1 | 20日付与 | 残4日消滅 | 残1日 |
21日 |
別の人の例を別の形にて説明してみます。先に説明した労働者有利な付与、消化のさせかたでの推移です。
10日付与 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6日取得、4日繰越、 11日新規付与、残15日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5日取得、10日繰越、12日新規付与、残22日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5日取得、5日時効消滅、12日繰越、14日新規付与、残26日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(2021年10月31日投稿、2023年9月15日編集)