■Avant
マドリッド→トレドは、Avantに乗って、たったの33分!
後ろの席に座っていた男の子が、座席の隙間から覗いてきたり窓のシェードを上げたり下げたりして可愛かったです
きっとトレドが楽しみで落ち着かないのでしょう(^-^
大人の私だってそうなのですから!
車内にはスナックの自動販売機がありました♪
あっという間に到着☆
■トレド駅
静かでとても美しい駅です
到着日と、一泊してマドリッドへ戻る翌日に撮った写真を織り交ぜてご紹介したいと思います
■パラドールトレド
限られた旅程の中でスペインでは、トレドのこのパラドールに宿泊したいと思い、日程を組む一つの要素になりました
人気のシティービューの部屋は満室のことが多く、パラドールトレドのHPからメールで問い合わせたりもし、最終的にネットのホテル予約サイトからなんとか予約できて嬉しかったです
トレドの旧市街とタホ川の流れを一望する小高い丘の上に建っているので、駅からはタクシーで行くことにします
「バス+徒歩」で行けないことはありませんが、まだ旅は始まったばかりで先は長いのですから!(^-^
到着日のトレドは曇り、夜からは風も強まり雨も降り出したので、ゆっくりパラドール滞在を楽しむことにしました(*^-^*)
宿泊したお陰で、夕→夜→朝... と表情を変える街並を部屋のベランダから眺めることができたことは、何よりの心の贅沢でした
長いフライトの疲れが吹き飛ぶ風景です
夕焼けは見れなかった到着日→夜→明け方→朝日に輝く風景、日付を変えてご紹介します
宿泊には朝食がついていましたが、到着後フロントで夕食も予約し、パラドール内のレストランで食べました
夜は、夫→牛肉ステーキ、私→鹿肉のステーキ
チーズとハモンセラーノも美味しかったです
朝食のバイキングメニューは豊富で
血入りソーセージやスパニッシュオムレツ
イチジク等の果物やスィーツにもスペイン色が♪
ゆっくりした後、青空広がるトレドの旧市街の街歩きに出かけます
前日予約した列車Avant の出発は16:18 、たっぷり時間があります
前日にトレド駅にはコインロッカーが無いことを確認していたので、チェックアウトした荷物はフロントで預かってもらいました
街歩きを終えて荷物をとりに戻って来たときにも、すいていたカフェのテラス席で休憩出来て良かったです
■トレド旧市街
セルバンテス(ドンキホーテ)の像の周辺
旧市街は、このタホ川(Rio Tajo)に三方を囲まれています
この同じ川が・・ポルトガルではテージョ川という読み方になり、リスボンから大西洋に流れ込むのです
その壮大なスケールに、思わず西の方角のそのまた遠い先を見つめずにはいられません・・
街の表示も時々見ながら、丘の上のパラドールから眺めていたこの旧市街地を、ただただやみくもに歩き回ります
時々、建物の隙間から街のシンボルでもあるカテドラル(スペイン・カトリックの総本山)が見え隠れします
カテドラル
市庁舎
サントメ教会の横の筋を入り歩き続けます
やっと見えてきました!!
着きました・・私がトレドで一番興味を持っていた建物・・
サン・フアン・デ・ロス・レイエス教会 (^^)v
静かな教会と美しい彫刻の施された回廊・中庭をじっくり堪能して満ち足りた気持ちになりました
照りつける日差しの下、またソコドベル広場の方へ戻ります
サンタ・クルス美術館
ちょうど特別展も開催されていたので
それも鑑賞しました
中庭を囲む回廊の壁を飾るモザイク画と
アズレージョに目が奪われます
トレドでは、街のいたるところに遺構があり、イスラム教・キリスト教・ユダヤ教が融合した建築物や文化を見ることになりました
学生時代、世界史は苦手でした。。(>_<)。。
今さらながらイベリア半島の歴史に触れてみると・・西ゴート王国、ウマイヤ朝、ムーア人、レコンキスタ・・昔、悩まされていた単語が次々に出てきます
侵略や征服が繰り返されたこの半島の文化は、長い間鎖国をしていた島国日本の文化とは明らかに違い、光と陰が織りなされながら混血を繰り返された結果の深みがあるのかもしれません
ソコドベル広場
Zocotren(列車型ミニバス)の発着所と券売所があるので行ってみます!
見た目、可愛らしいお子様向けのようなバスなのですが「橋を渡って、歩き回れないようなタホ川沿いを走行する」というネット情報を仕入れていたので、是非乗りたい!と思っていました
ところが... チケットを買う列に並びやっと順番が来た時には「次の便は満席。空いているのは15:40?の便だよ」と切符売りのおばさんに言われてしまいました。。orz...
ううっっ... 乗車所要時間は45分なので、それでは列車の時間に間に合いません。。
ちょうどそこに、次の便に乗れる人が乗車するZocotren が、前の乗客を乗せて帰ってきました!いいなあ~
私は乗れなくて残念だったけど、手を振ってカメラを構えたら、ご機嫌な乗客の数人が手を振り返してくれました!
あぁあぁあ~ じゃあどこに行こうかな?
広場のベンチで休憩しながら考えることにします
スペイン式のシエスタ(午睡)どころじゃありません(^。^)
ベンチにもアズレージョ♪
私:「あ.. そうだ!アルカンタラ橋まで行ってみよう(^o^)丿」
夫:「えぇえっっ?」←明らかにパラドールで休憩したがっている
私:「だって.. もう来れないじゃん... (T_T)」←明らかにウソ泣き
スタスタ下りて行くとエスカレーターがありました
確か前、テレビの旅番組でこれを下りるとアルカンタラ橋に出られる・・と言っていたような覚えが・・
ずっと歩いていたので、ちょっと楽ちんです!ぐんぐん下ります♪
アルカンタラ橋に出ました
カメラをすばやく夫に押し付けて「私が橋の上に行って手を振るから、写真を撮ってねっっ!!」と言うと、明らかに不満そう(^-^;)
適当に嫌々ながら撮っているのが遠くから見えていたのが↓これら3枚
■タホ川
手を振っていた私が動きを止めて急に大人しくなったのを不審に思った夫が、カメラを持って橋の方にやってきました
「しっ!静かにっっ!早くカメラを返してっ」←カメラを奪い取る私
「なんだよぉおー」←さらに機嫌をそこねる夫
「しっっっ!!」←真剣にカメラを構える私
ここ、タホ川に架かるアルカンタラ橋をネジロにしているトカゲ君♪
ちょろちょろ予測不能の素早い動きをするのでなかなかうまく撮れず、何枚も撮り続けます(^-^
ただ横に立っているしかない夫はしびれを切らし、ご機嫌超ナナメ・・(釧路湿原を旅した時、私が青虫を撮り続けていた時と同じ状況)
じりじり照りつける、シエスタとは無縁の昼下がりナリ・・(^。^)
一方.. 欄干では、カップル達の甘い絆 ♡ が結ばれていました・・
欄干からタホ川を眺めているうちに、土手まで下りて川の水をさわりたくなってきました(^。^)
夫の写真を何枚か撮った後(^。^) 強引にカメラを渡して置き去りに
私は一人で川辺におりてみました\(^o^)/
ここでそろそろ Time Over とっても楽しかったです★
流しのタクシーを拾って、荷物を預けてあるパラドールトレドへ(^^)/
そして・・先にご紹介した写真の通り・・パラドールのカフェで休憩となったわけです(*^-^*)
先ほどはさらりとアップした写真でしたが、ここまで長ーーーい記事にしてみると、夫のあの一杯のビールに深みを感じますね!(^_-)-*
もちろん私は、夫より控えめに.. Carajillo y Cafe Bombon
■マドリッドへ
一泊したパラドールとトレドの街に別れを告げて、タクシーでトレド駅へ
トレド駅でも列車に乗る前に、手荷物のX線検査
Av8163/16:18 トレド駅発 → 16:51マドリッド駅着 に乗車します
33分後には、マドリード・アトーチャ駅にいます(^o^)丿
このあと『イベリア半島の旅 ④マドリッド、そしてルシタニア』に続きます(^_-)☆