お世話になっていた呉服屋さんから閉店のお知らせをいただき、
そのお店でお買い物をされていた生徒さんと一緒に、土曜日はお店を訪ねました。
2006年に教室を開くときにも大変お世話になりましたし、
こだわって仕立てたい着物やコートの裏地に至るまで、組み出しの色や仕立て方・・本当に細かいところまで親身に相談に乗ってくださるお店で、私もすっかり甘えさせていただいていました。
呉服は次々に買えるものでもありませんし、買い換えるものでもなく
「代々受け継いで着られる」ということは、持っているものを「大切に着続ける」もの。
流行もない代わりに、ファストフアッションの逆をいくものと言えます。
熟練の職人さんの技や手仕事に頼るところも大きいのです・・
後継者の問題や市場の縮小などは、コロナ禍を機に一気に進んだと思います。
私自身、お店を訪ねたのは本当に久しぶり。
日頃のご無沙汰が申し訳なく、懐かしさと寂しさと入り混じった気持ちでした。
店主ご夫妻はまだまだお元気なので、また何かの折にお目にかかれることはあると思いますが
時の流れを振り返っても戻らない後悔も感じました。
こちらで選んだものにはずっと購入時の思い出も宿っていて重みを感じています。
せめて、これからも大好きな着物を大切に着続けたいとつくづく思いました。
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この日は、こちらの呉服屋さんでの思い出があるものを身につけてお店に行きました。
ずっとお茶を続けていらっしゃる生徒さんも同じく。
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お店を後にした後、生徒さんとはカフェで17時過ぎまで
積もる話が尽きませんでした。
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