四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

十二月大歌舞伎@師走の歌舞伎座

2022-12-22 | 着物コーディネート

十一月公演に引き続き、今月まで十三代目 市川團十郎白猿襲名披露・八代目 市川新之助初舞台公演。
今月も昼の部を一人で観てきました。

朝から生憎の冷たい雨でしたが、昼の部が終わって外に出ると晴れ間が広がっていました!
天気予報通りです。

師走だからでしょうか、着物の方がたくさん。
訪問着で華やかに装っていらっしゃる方が多かったです。

 

其俤対編笠
一、鞘當(さやあて)
尾上松緑演じる不破伴左衛門(ばんざえもん)と松本幸四郎演じる名古屋山三(さんざ)。
同じく深網笠姿の二人ですが、対照的な雰囲気を醸し出しています。
吉原、廓の仲町ですれ違った時に刀の鞘の鐺(こじり)が当たった・・
なんとも言えない緊迫感から始まるのですが、濡れ燕模様の着物を着流した幸四郎さんが醸す品格から目が離せませんでした!^^

二、京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)
   〜鐘供養より『歌舞伎十八番の内 押戻し』まで
前半は、二人の白拍子花子役・尾上菊之助と中村勘九郎による洗練された舞が続きます。
4年位前に観た「道成寺」で玉三郎さんが演じる白拍子(→清姫の怨霊)の凄みも忘れられませんが、今回は二人の白拍子が姉妹のように踊る様が、なんとも妖しく舞台に引き込まれました。
大館左馬五郎役の海老蔵改め團十郎は、さすがの存在感です☆
なんと言っても、あの睨みですから!

三、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
   〜八代目市川新之助初舞台相勤め申し候
11月公演の『外郎売』では、外郎売実(曽我五郎)の長台詞を朗々と言ってのけた八代目市川新之助が、史上最年少となる9歳で『毛抜』の粂寺弾正を勤める舞台に、皆、目が釘付けだったかと。
舞台に澄んだ声が響き渡るたびに沸き起こる拍手!!

新之助さんは、素顔は亡くなられたお母様の面差しに似ていますが、隈取りをして舞台に立っている時の顔や表情はお父さんの團十郎さんそっくりだと思いました。

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今回は幕間に、通常は見ることが無い2種類の祝幕を見ることができました。

「ゴジラ」と「牡丹」
どちらも大小並べているのは、團十郎と新之助なのでしょう。

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公演が終わったばかりの歌舞伎座前は写真を撮る人で溢れかえっています!!
なので今回も、少ししてほとぼりがさめた頃に知らない方に写真を撮って頂きました。

  

綿薩摩に合わせた帯周りを、今日はクリスマスっぽくコーディネートしようと思いました。
といっても、私のイメージの中だけのことですが .. ^^; 
17年前(2005年)に購入したアンティークの色硝子の帯留目は、これまで出番が少なかったです。
クリスマスにしたいなあ!と思いながらなかなか機会がなく。
なので、今日こそはこの帯留を!と思いました。(^。^)

 

おもちゃのチャチャチャ - 四季に暮らす

3年前、アンティークのこの帯留めを一目見たとき「おもちゃのチャチャチャ」の歌が頭の中に流れました(^^アンティークの色硝子の帯留めです小さい頃、おもちゃ箱の中の覗い...

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帰宅したら、トレーナーに着替えてすぐ夕飯の支度。^^; 
目の前の現実に引き戻されます〜

今日が2022年の着物納めだったと思います。
2023年の着物始めは、初詣になるかなあ・・
(_?) 

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