四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

布の力

2013-05-01 | 着物まわり
「布の持つ力」について一緒に話すことが多い生徒さんと、今日は広尾・青山界隈に出かけてきました

生徒さんの帯は、ご主人がブータンに出張された時にお土産に買って来て下さった織り布から帯に仕立てたものだそうです
当然のことながら帯用の着尺ではないので用尺が足りず、別布を足して仕立ててあります
遠い異国の一枚の布が、偶然日本に来て帯になっている不思議・・
織り手の方の感性は、私達の和の感覚にも意外な角度からぐいっと入り込んできながらすっと納まり、そして静かに異彩を放つ感じです
美しい布は、それがたとえ小さな切れ端でも引力(魔力?)を持つような気がしています


私の今日のコーディネートは、お気に入りの大島紬に和更紗の帯
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村田あき子さんが店主をされる「銀座むら田」を見せて頂くことはあるのですが、お嬢さんの村田容子さんがされる広尾の「むら田染色ギャラリー」にはこれまで行ったことがありませんでした
(*住宅街の中にひっそりと佇むお店で現在は予約制です)

村田容子さんと一緒に写真に写ったのですが、ブログ掲載について許可を頂くのを失念してしまっていたので.. ちょっと残念ですがトリミングして掲載致します        down

店内は国内外の古い更紗や織布や小裂が畳んでおかれてあり、タイムスリップしたような素敵な空間でした
村田容子さんは年も近く(私≠P歳!)で気さくで温かい方でした
現在子育て奮闘中だそうです(^-^ 

青山骨董通りにある「古民藝もりた」さんでも長時間すごしました
ここではまたさらに時代もお国も広がり、それぞれの古布が秘めるロマンに思いを馳せました
奥さんの森田和子さんが直々に詳しく説明して下さったのでとてもわかりやすく、手仕事の温かみを感じる美しい布への愛着が募って・・その場を離れ難くなってしまいました~~

55×140、80×86(㎝)のトルコの織布と和更紗の布(どちらも古い木綿)を買ったので、足し布をして帯に仕立てる予定ですo(^-^)o


生徒さんと一緒に美しい布の数々を、時代や国を行き来しながら見て回った時間はあっという間にすぎていきました!

せっかく着物でお洒落な街「青山」に出かけたので美味しいランチも食べて、なんだか何もかもが満たされた気分になった一日でした(*^-^*)








着物で出かけるのは、やっぱり何と言っても楽しいですね~\(^o^)/

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