先日、『着物を待つ時間』(2020/5/26)の記事で、手持ち3枚の夏(単)襦袢のうち、2枚だけ半衿をつけたお話をしました
もう1枚の麻の襦袢を後回しにしたのには、シーズン前にもさっぱり洗ってから半衿をつけようと思っていたことと、もう一つ決定的な理由がありました^^;
着物を着る方はご存知のように、長襦袢の袖口には一箇所だけ留めてある箇所があります
間違えてしつけ糸と一緒に切ってしまう方が時々いらっしゃいますが、ここを切ってはいけません!
間違えてここを切ってしまうと、長襦袢の袖口が大袖のようにぱっかり開いて、手を上げ下げする度に袖が肘くらいまで動いてしまいみっともないことになってしまうのです
そしてここ・・間違って切ってしまわなくても、着用頻度が高いと、何かの拍子に(洗濯とか、手がひっかかったとか・・)切れてしまうこともあるので要注意です☆
私の麻の襦袢も昨シーズン中に切れてしまっていて、シーズン終わりにでも直せば良かったのですが、他にも襦袢はあったので洗ってしまうだけにしてありました^^;
長い着物歴の間には、これまでも何度か切れてしまったことはありましたが、他のお直し(裄丈、身八つ口の綻び、裾切れ)などを頼むときに、一緒に悉皆の方にお願いしていました
今回、よくよく見てみるとそんなに難しそうでもなく・・
自分でやってみよう!と思い立ちました(^^)/
「長襦袢の縫い方」「袖の作り方」「袖口の留め」などで調べてみると、和裁士の方のブログでわかり易く解説しているのをいくつか見つけて勉強になりました
それらに習うことにします(^^)
その方によって少しずつ違うところもありましたが、これは共通のお約束ごと☆
「袖山から24㌢の位置を縫い止める」
手持ちの襦袢を何枚か出してみて、改めてこの箇所をチェックしてみたところ・・
確かに、留めがしてあるのは袖山から24㌢の位置
そして、留め方には2種類ありました
*何度か針をくぐらせて玉結び、しゅっ・・と糸を出す方法
*「閂(かんぬき)止め」という方法
(ネットで虫止めという表現も見つけました)
袖口を直さなくてはならない麻の襦袢の片方の袖は、閂(かんぬき)止めにしてあったので、今回はその方法でやってみました(^^)/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
出来上がりの下の写真で
上が、もともとの和裁士さんの手による閂止め(左袖口)
下が、今回私が初挑戦した閂止め(右袖口)
ちょっとごろっとしているようにも見えますが、そこはご愛嬌(*^^*)
シーズン前の洗濯は前日に済ませてアイロンもかけていたので、閂止めをしたあとに、麻絽の半衿までつけることができました\(^o^)/
閂止め初挑戦の感想としては、難しくないということです
2~3分でできました
見る人が見たら「あらあら、ちょっと違っているわねえ・・」という出来かもしれませんが、長襦袢であれば出来栄えなんて大して気にしなくていいと思います
そんなことより、何をするにしても自分でできたほうがいいに決まっています!
やってみると、裁縫がそんなに好きではない私でもできました!
講師歴は長いのにこのレベル??・・と恥を承知でご紹介した次第です(^^)/
それにしても「閂(かんぬき)止め」とはよく言ったものです
門戸の開閉に、横に棒をつっこむだけの原始的な止め
漢字の成り立ちも、その文字通りです
閂(かんぬき)止めは、着物では身八つ口の下や袖付け部分にも施されています
名古屋帯の三角の縫い止まりの補強もこれでいいようです
着用機会が多いと、ほころびやすい箇所。。
ここも、これまで悉皆の方にお願いしていました
ですが、長襦袢の袖口を自分でできたので、着物の身八つ口も自分で治せるかも知れないなあ・・と思い始めています
もう1枚の麻の襦袢を後回しにしたのには、シーズン前にもさっぱり洗ってから半衿をつけようと思っていたことと、もう一つ決定的な理由がありました^^;
着物を着る方はご存知のように、長襦袢の袖口には一箇所だけ留めてある箇所があります
間違えてしつけ糸と一緒に切ってしまう方が時々いらっしゃいますが、ここを切ってはいけません!
間違えてここを切ってしまうと、長襦袢の袖口が大袖のようにぱっかり開いて、手を上げ下げする度に袖が肘くらいまで動いてしまいみっともないことになってしまうのです
そしてここ・・間違って切ってしまわなくても、着用頻度が高いと、何かの拍子に(洗濯とか、手がひっかかったとか・・)切れてしまうこともあるので要注意です☆
私の麻の襦袢も昨シーズン中に切れてしまっていて、シーズン終わりにでも直せば良かったのですが、他にも襦袢はあったので洗ってしまうだけにしてありました^^;
長い着物歴の間には、これまでも何度か切れてしまったことはありましたが、他のお直し(裄丈、身八つ口の綻び、裾切れ)などを頼むときに、一緒に悉皆の方にお願いしていました
今回、よくよく見てみるとそんなに難しそうでもなく・・
自分でやってみよう!と思い立ちました(^^)/
「長襦袢の縫い方」「袖の作り方」「袖口の留め」などで調べてみると、和裁士の方のブログでわかり易く解説しているのをいくつか見つけて勉強になりました
それらに習うことにします(^^)
その方によって少しずつ違うところもありましたが、これは共通のお約束ごと☆
「袖山から24㌢の位置を縫い止める」
手持ちの襦袢を何枚か出してみて、改めてこの箇所をチェックしてみたところ・・
確かに、留めがしてあるのは袖山から24㌢の位置
そして、留め方には2種類ありました
*何度か針をくぐらせて玉結び、しゅっ・・と糸を出す方法
*「閂(かんぬき)止め」という方法
(ネットで虫止めという表現も見つけました)
袖口を直さなくてはならない麻の襦袢の片方の袖は、閂(かんぬき)止めにしてあったので、今回はその方法でやってみました(^^)/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
出来上がりの下の写真で
上が、もともとの和裁士さんの手による閂止め(左袖口)
下が、今回私が初挑戦した閂止め(右袖口)
ちょっとごろっとしているようにも見えますが、そこはご愛嬌(*^^*)
シーズン前の洗濯は前日に済ませてアイロンもかけていたので、閂止めをしたあとに、麻絽の半衿までつけることができました\(^o^)/
閂止め初挑戦の感想としては、難しくないということです
2~3分でできました
見る人が見たら「あらあら、ちょっと違っているわねえ・・」という出来かもしれませんが、長襦袢であれば出来栄えなんて大して気にしなくていいと思います
そんなことより、何をするにしても自分でできたほうがいいに決まっています!
やってみると、裁縫がそんなに好きではない私でもできました!
講師歴は長いのにこのレベル??・・と恥を承知でご紹介した次第です(^^)/
それにしても「閂(かんぬき)止め」とはよく言ったものです
門戸の開閉に、横に棒をつっこむだけの原始的な止め
漢字の成り立ちも、その文字通りです
閂(かんぬき)止めは、着物では身八つ口の下や袖付け部分にも施されています
名古屋帯の三角の縫い止まりの補強もこれでいいようです
着用機会が多いと、ほころびやすい箇所。。
ここも、これまで悉皆の方にお願いしていました
ですが、長襦袢の袖口を自分でできたので、着物の身八つ口も自分で治せるかも知れないなあ・・と思い始めています