青森駅に到着すると、蔦温泉旅館の方がマイクロバスで迎えに来て下さっていました
八甲田山を越えて迎えに来て下さるなんて.. しみじみ有難かったです..
青森では、千年の秘湯という蔦温泉に泊まりたかったこと、旅館の裏手に続く散策路を蔦沼まで歩いてみたかったこと、奥入瀬渓流沿いを歩いてみたかったことから、今回は十和田エリアを歩くプランを立てました
今回の旅で一番心配だったのはお天気・・
予報では3日間ともあまりかんばしくなかったので・・
それでも青森に到着するまでの2日間・・不思議なことに小雨がぱらつくのは乗り物に乗っている間だけ、本降りなのは真夜中だけで、渓谷や森の散策、 には全く大丈夫だったのです
ところが、最終日のお天気は前日の予報でも益々悪くなる一方で。。
何と!「強風・雷雨注意報 &雪マーク 」..ヽ(゚o゚;)ノ
「雨宿りするところもほとんど無い奥入瀬渓流沿いで、雷に打たれて死んじゃったらどうしよう~?(^-^;)」・・とちょっと心配しました
「それでもいいから!」と覚悟して予定通りに決行したのです(^^)/
■青森
《蔦温泉》
大正時代から長年にわたって守られてきた木造建築の本館は、豪雪地帯ゆえ本格的な冬を迎える前に保全工事に入っていました
そのため現在は趣のある景観が少し損なわれてはいるのですが、宿の皆さんのおもてなしやお気遣いがとても温かく、秘湯の湯を堪能しながらゆったり寛げる宿でした
ブナの底板から湯の玉が涌き出す源泉涌き流し
「久安の湯」と「泉響の湯」
早朝、誰もいない時間に撮ってみました
朝、目が覚めて に入りに行く時は、夜中のどしゃぶりが嘘のように晴れていました
気温は0℃近くまで冷え込んでいたと思います
朝の天気予報では相変わらず「大気が不安定な状態 」となっていたので、7時からの朝食前に蔦沼まで散歩することにしました
《蔦沼》
蔦温泉旅館を囲む自然林から遊歩道を歩いて片道15分で着くので、朝食前の散歩にぴったりでした
この辺りの景色はもう、晩秋を過ぎて初冬の面持ち・・
左手奥にそびえる山は「赤倉岳」標高1,298m
前日、青森駅で買ったアップルパイ、
林檎と朝食を食べて、奥入瀬渓流に出発します
《奥入瀬渓流》
雨が降り出していましたが予定通りJRバスみずうみ号に乗り、今日のトレッキングの出発地点に決めていた「石ヶ戸」へGO!
カッパ着用と傘をさすのは覚悟していましたが、不思議なことに私たちがバスを降りたら雨はやんでくれました(^-^
悪天候の予報を警戒してか?渓流沿いを歩いていた観光客はとても少なかったです
私達はこの日「石ヶ戸」から十和田湖畔「子の口」までの 9.5kmをゆっくり写真を撮りながら、歩くこと3時間
結局この3時間は、雨はパラッと山ガール帽子がはじく程度降っただけであとは薄日が射したり曇ったりの天気でした
山神さまと道祖神さまが守ってくれているような、そんな気がしながら気持ちよく歩くことができたのです!
先の方に十和田湖らしき?が見えてきました・・もうすぐ「子の口」
「子の口」に到着\(^o^)/
でも、着いたと思ったら.. 急に雨風強く吹きすさびはじめましたぁ~
3時間、お天気が持っていたことの方が奇跡的なのかもしれません!
暴風雨の中、折角なので.. 湖の袂の橋の上から
十和田湖の写真を撮ります!!
欄干に掴まり暴風に吹き飛ばされそうになりながら.....
勿論夫がトイレに行っている隙に、です ^-^; .. 怒られるので。。
防水機能付きのカメラも持って来て良かった~
この後15分後位に出発するJRバスおいらせ号に乗って、奥入瀬歩道の起点「焼山」に戻ります
今歩いて来た渓流沿いを、バスの車窓から眺めながら戻るのも楽しかったです(^。^)
《焼山》
バスが焼山に着いたら、雨はまたやんでいました!
渓流沿いの紅葉は前夜のどしゃぶりもありもうほとんど落葉していましたが、焼山の紅葉はまだ残っていました♪
この後、蔦温泉旅館までJRバスみずうみ号で戻ります
バスの時間まで1時間位あったので、焼山の渓流沿いに建っているホテルのラウンジでお昼にすることに
林檎カレー、林檎のミルフィーユ
《初雪 のち のち @蔦温泉》
JRみずうみ号で蔦温泉旅館に戻るとまた温かく迎えて下さり、
にまたゆっくり浸からせて下さいました
宿の方々の優しいお気遣いに体の芯から心までぽかぽか温まります^-^
預かって頂いていた荷物を受取り、焼山から八戸行きのJRバスおいらせ号に乗り換えるのに間に合うよう、JRバスみずうみ号をロビーで待っている時のこと・・
あ・・雪です・・雪が降り出しました!!
初雪ですヽ(^。^)ノ
今回の旅では、思いがけず雪も見せてもらえました!
それにしてもこの日のお天気は気まぐれで、目まぐるしく変わりました
あれっ?という間に澄みきった青空が広がり、ぽっかり白い月も浮かんでいます
上の雪の写真を写した時間から、下の写真が10分位しかたっていない空とは信じられないでしょう?
わあ.. きれい.. と空に見蕩れていたら・・また雪が強く降り始めるのです・・
ほんとに 可笑しな.. 可笑しな.. お天気でした(^。^)
晩秋から冬に移ろうとしている空が、遊んでいるように思えました!
ところが、肝心なバスが来ません!
JRバスみずうみ号は青森から八甲田山を越えてやってくるので、道中この雪でどうかしちゃったのかもしれません。。
でもでも、、焼山で乗り換えるJRバスおいらせ号との乗継ぎ時間は、
12分の猶予しかありません。。
JRバスみずうみ号の到着は、既に10分遅れています
ああ、こんなにバスが遅れてどうしたらいいの?? 焼山からのバスを逃すと三沢空港からの最終便に乗り遅れるぅ~~
親切で頼もしい蔦温泉旅館の方が助けて下さいました!
JRバスおいらせ号に乗り換えられるバス停まで、私たちを送り届けて下さったのです
本当に助かりました!
チェックインのお客様で混み合う、お忙しい時間帯でしたのに重ね重ねお世話になりすみません。。
ありがとうございました<(_ _)>
そんなこんなで、無事に帰りの飛行機にも間に合いまして東京に戻ってきました
水曜日からはさっそくお稽古が始まっています
今回の旅では、秋→晩秋→初冬→冬・・と季節を駆けてきたような気もしています
心に強く残ったのは美しい風景もですが、鶴の湯と蔦温泉旅館の方々の温かく優しいおもてなしの気持ちでした
思い出すたびにじんわりきています・・(✿◡‿◡ฺ)
心からありがとうございます
山神さま 道祖神さま、守って下さってありがとうございました <(_ _)>
■『東北旅行1(秋田編)』(2014/11/6)
■『東北旅行2(青森篇)』(2014/11/6)