原重明先生が語っている言葉
ですが、
「素敵に老いていくのは、仕事
が好きな人たちですね。その仕
事を好きでやっていれば、いつ
までもくたびれませんわね。
私も嫌々していたら、とても
続かないですよ。最初に好き
な仕事を選べたら一番幸せだ
けど、そうでない場合が多い
から、
そのときは仕事をすきになる
ように努力すること。例え
ば上司が嫌いでも、いいとこ
ろもあるかもしれないと思っ
て視点を変えてみる。
前から見たら嫌だけど、後ろ
から見たらいいわ、とかね
(笑い)」
「自分で正しいと信じてやっ
たことに関して、かりに誤解
されることがあってもしかた
がないと割りきっているので
す。
こうした考え方をしているか
ら、私は胃が痛むようなこと
もほとんどありませんし、相
当強いストレスでもそれに負
けることなく、いままでやって
こられたのでしょう」
仕事がおもしろくなくなる。職
場での人間関係に悩む。そんな
ときこのおふたりのな話にはい
くつものヒントがあります。
年長者の話は体験に裏打ちされ
ていますから、言葉に重しがつ
いているようにズシリ伝わって
きます。
軽い言葉だとすっ飛んでいって
しまい、すぐ忘れたりしてしま
いますが、長寿者の言葉は軽く
聞き流せません。心に深く残り
ます。