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主婦は夕げの支度をし、
勤め人は帰りを急ぐ。
灯のついた住宅のそばを
通ると、魚を焼くにおいが
道に流れてきたりする。
灯ともしごろは火点(とも)
しごろであり、電気のなか
った昔、家の中の
行灯や街路を照らすガス燈
は、人の手でともされた。
花の蕾がほころぶことも、
火点しという。花の蕾は
夕方から夜にかけて
開くと信じられていたの
である。
「線香が火点す梅の花の技」
ベットに入って眠りの訪れ
を持つとき、
私はいつも滔々と流れる大河
を思う。
たとえばそれは、宇宙が誕生
してからずっと永遠へと
流れゆく銀河の河。
私はその一点で生まれて、いつ
か未来の一点で消えてゆく。
誰かを愛して、誰かに愛されて、
悲しんで、喜んで、涙を流して、
笑いながら。
私が生きたことはいつか忘れ
られていくけれど、
確かにこの時代の輝ける命を
残していこう。
銀河のほとりの、名前の知ら
ない星の瞬きのように。
YouTube
Olivia Ong - Quiet Nights and Quiet Stars
https://www.youtube.com/watch?v=ntZzI1P7
男性社会であった過去に
おいて、
「タタミと女房は新しいほど
いい」などとうそぶいていた
が、
女性社会に移行しつつある
現在、「ジュウタンと夫は新し
いほどいい」と奥さんから
離婚話が切りだされる時代
になった。
現在、成長企業は時代の変
化に合わせて、営業内容が
どんどん変わっていく。
「二年前の商品が50%以上
残っている企業は成長しない」
という専門家の見方もある。
これから、変えるものと、変え
ないものの判断の一助に、つ
ぎのようなことばがある。
「古くて古いものは滅び、新しく
新しいものも滅ぶ、古くて新し
いものは滅びず」
バツイチの女優がいちばん
活躍する時代なのである。
フランスでは「手の動きに
よって、その家の躾(しつけ)
が分かる」というぐらい、
手の表情、手のしぐさを大切
にします。実際ディナーの時
など、手のしぐさが美し方に
は、思わず見とれてしまします。
昔から「目は口ほどに物を言
う」と言って、まなざしの表
情には比較的意識的な多い日
本ですが、美しい手のしぐさ
を雄弁に自分の想いを表現で
きる、最高のアクセサリー。
ぜひ、フランスの方の美しい
手の表情、身につけてみませ
んか。
まず絶対に避けたいのが、口
に手をあてたり、手を無駄に
顔のところに持ってくること。
因みに、天皇家では強風でも
髪を手でおさえるのはタブー
です。
「口元に手を持っていっては
いけない」「食事の時に髪の毛
を手で触れてはいけない」と
いうのは、厳然としてある常
識的マナーです。