いっきゅうの足跡

毎日の何気ない疑問と出来事 〜inモロッコ🇲🇦 (2010年〜2012年)、in 日本(2012年〜)

夏のハプニング

2010-07-22 | Weblog
最近、飼い主にとっても懐いてる猫のエリカ。

帰ってきたら必ずドアの前で、にゃ~っとお出迎えしてくれる。

可愛いんだけど、時々うっとうしい

というのは、家に居るときはストーカーのように飼い主の後を着いて来るから。

お風呂・トイレにも。台所でごそごそしてるときも。パソコンや書き物してる時も。寝る時も。

しかも時々排水溝のふたを外したり、網戸引っかいたり、噛んじゃいけないもの(電気コードとか)を噛んでいたずらしたり、無視してると飼い主に向かって猫ジャンプ・猫パンチしてくる

まぁ、悪気は無いから広い心で許してあげようゴキブリも捕まえてくれるし



でも一昨日、このエリカのせい?でチョット事件が・・・。

私が住んでる家は、玄関の戸を開けるとすぐ通路とサロン・トイレがあって、2番目の戸をあけると、リビング・寝室・キッチン・お風呂があるのです。

お昼、午前中の活動が終わり一旦帰宅したときのこと。

暑いし汗びっしょりだったので、とりあえず服を脱いでトイレに。

エリカがトイレに着いてくるので内扉をガチャンと閉める。

はーすっきり。とホッとしたのは一瞬で、この内扉が開かなかったのです!

玄関と内扉の間に、下着姿で閉じ込められてしまった

扉を蹴飛ばしたり、体当たりしてもビクともしない~

15分ほど扉と格闘した後、座って冷静に考え、こんな姿で恥ずかしいけど助けを呼ぶことに。

とりあえずサロンに偶然置いてあった毛布を羽織り、窓から2階に向かって大家さんを呼んでみる。

しかし運悪く不在。近所のチビ達もこんな時に限って全然居ない~いつもチョロチョロしてるのに。

据付の電話で、同じ配属先の隊員さんに電話してみる。

出ないよ~(T_T)/しかも電話からはザーザー音がしてすぐに途切れる。据付の電話は回線のせいか電話機のせいか分からないけど、いつも調子が悪いの。

結局、調整員さんに繋がって大家さんの奥さんに連絡して貰い、服を持ってきてもらった。


洋服着たら、一安心


しばらくすると、大家さんとそのお兄さんが来て、工具を使い内扉を開けてくれたんだけど、中に入って「扉開くか確かめよう!」ともう一度内扉を閉めると、また開かなくなってしまったしかも今度は工具を使ってもビクともせず、大家さん夫婦と私の3人で2時間近く部屋の中に閉じ込められる羽目に(T_T)

大家さん。迷惑かけてすみません

何でも夏は暑さや乾燥のせいで、金属や木が変形して扉が開かなくなることがあるのだとか。

みんなも気をつけてね~

年頃の男の子

2010-07-10 | Weblog
ご近所さん家族、よくお茶や食事に誘ってくれる。

時々わずらわしいこともあるけど、お節介や優しさ騒がしさに癒されることも多いのです

その家族にはI君という12歳の年頃の男の子がいる。

その位の年の男の子達は悪ガキというか、シノワーとか野次を飛ばしてくるし、正直苦手なのですが。

この子は恥ずかしがりやで可愛い。年の割りに体格が良くて、堀深く男前なので、将来が楽しみな子なのです。美男美女家族だしね(^^♪

最初のころは家に行ったとき、挨拶してもチラ見して逃げたり、扉の陰に隠れて覗いてたりしたけど、少しずつ慣れ笑顔で挨拶、フランス語の宿題教えてーと寄ってくるようになりました。

夏休みに入り、年の近い親戚と殴り合い・蹴り合いの大喧嘩を繰り広げたり、ヨー!ヨー!とヒップホップダンスを踊ったりしております。

若者はアラブ音楽好きじゃないみたいやねー。


先日、お家にお邪魔したときの事。

皆でソファーに座ってると、年頃少年I君がちょこんと私の横に座って、持ってたデジカメを覗く。

で、だんだん接近、腕に顔をくっつけ密着。

やけに密着だなーと思いつつ、まぁよっぽどデジカメが珍しいのね。子供だしいいか。


しばらくすると膝の上にちょこんと手を置いてきた

んんん

まぁ子供だ、子供。子供は膝の上に手を置くぐらいのスキンシップは普通・普通。気にしない・気にしない

と内心少し焦っていると、I君の隣に座ってたお母さんが「I,そこはだめ!」と小声でしかっていた

慌て手を引っ込め、恥ずかしそうにうつむくI君。「それでよろしい!」とお母さん。

いやー、お母さんよく見てる。しかも叱ってるとき表情は全然変えずニコニコ笑顔のまま。

しかし私。こんな子供相手に何焦ってんだー



もう一人、感心してしまった年頃少年がおります。


ちょっと前なんだけど、とある観光地のメディナ(旧市街)で出会った、少年自称ガイド。

迷路のような町並みが有名で、必ず迷子になるという迷宮都市フェズ。

ガイドブックを持って迷っていると「着いてきて。」と言う。

お土産屋に連れて行こうとしたりしてどうも怪しいので無視していたけど、迷うわ、しつこく付いてくるはで困って、そこらへんの親切そうなお店の人に道を訪ねると、「その子に付いて行きなさい。大丈夫だから。」と言うので、まぁ付いていってみようかって事に。

結局無事目的地に到着できた。そのプチ・自称ガイド(確か10歳って言ってた)私たちが持ってたガイドブックをぺらぺらめくり、「ほら、ここはこのページに載ってるんだよ!」。次のページもめくって「ここもいいよ!」と。

英語・フランス語を巧みに駆使し、ガイド料を貰ったうえ何とかお土産屋にも連れて行きたい様子。「革の靴安いよー、ボン・カリテ(良品質)だよー」と必死に営業。

いやいや~ちょっと感心。

「英語何処でならったの?学校?凄いねー。」というとニコニコ。

でも「そろそろ帰る。」と言うと、いつの間にか現れたもう一人の少年と一緒にひきとめようと粘る粘る!

しょうがないので、皆と相談してガイド料3ディルハムを渡して帰る事にした。

しかし、立ち去ろうとすると「えー少ない!5ディルハムちょうだい!」と言い、もう一人の少年も途中から来て何にもしてないくせに、「僕にも5ディルハム!!」とか言ってきたので、「もうお金も渡さないよ!帰るから付いてこないでね!」と強めに怒るが、動じる様子なしで追いかけてくる。

狭い階段で、皆の一番後ろを歩いていた私の腕を後ろから2人でわしづかみし引きとめた上、ウエストや腰、ワキの下など、あちこち体を触りながら「お金ちょうだいお金ちょうだ~い!!」とごねまくる!

「止めて!!触るな!!付いてくるな!!」とアラビア語で怒鳴り、手を払って階段を駆け下りるとさすがに諦めた用なので、立ち去り際に振り返って見てみると、2人揃って笑顔でヒラヒラと手を振り、ウインク&投げキッス

が~んこんなガキんちょに、あしらわれてしまったー。

でも凄い。この子達将来はどんな大人になるんやろうか?
子供のときから粘り強さや女性をおとす術、生きた語学ナドを身につけて将来はこの町の立派な自称ガイド君になるのかなぁ。恐るべし。