東日本大震災発生から約2ヶ月弱が経過しました。原発問題も先が全然見えず、現在も多数の行方不明の方やそのご家族の方々の気持ちを想像すると本当に悲しいです。
捜索や瓦礫の撤去に従事している自衛隊等の方々、原発の対応に従事している職員の方々など、想像を絶する過酷な環境かと思います。
情報がダイレクトに伝わってこない分、インターネットのニュースを見て一喜一憂してますが、東北新幹線再開、ゴールデンウィークのニュースなど復興に向けて一歩一歩進んでいると実感するニュースを目にするととても嬉しいです。
3月23日、首都ラバトで
第12回日本語スピーチ大会が開催されました。
モロッコの日本語学習者の学生さん達が成果を発表する場ですが、今回は日本での大震災を受けて、参加する全ての人と
「全力で災害を乗り越えようとしている日本への思い(災害犠牲者の方々への追悼・困難な状況に置かれている被災地の方々へ思いを寄せる・災害からの復活を願う)を共有する場としよう」という趣旨もありました。
私も皆とその願いを共有したいという思いもあり、去年に引き続きよさこいソーラン節に参加させていただきました。
日の丸ハチマキ巻いた学生さん達が沢山いましたー
スピーチコンテストは、朗誦の部と弁論の部、審査をしている間にアトラクション(アラビア語スピーチ・けん玉・三線・ソーラン節)というプログラム。会場入り口ではアソシエーションの女性達が刺繍や手作りの商品などの販売。そして生徒さんたちの「災害は大きかったけど日本人の意思はもっと大きい。あきらめないで下さい。」「私たちは信じている。日本は不死鳥です。」等、心のこもった手書きのメッセージ。
その中で、大学で日本語を教えておられる先生のブログが紹介されていました。モロッコの生徒さん達から日本へのメッセージが寄せられていて元気がでます!
ババアリ先生のブログ
コンテストは事前に予選を勝ち抜いた生徒さん達が発表しているのでかなり日本語レベルは高く、特に弁論の部では皆さん原稿を丸覚えしている感じではなく、自分の考えを自分の言葉で自由に表現していてその視点・表現力の豊かさにとても感心しました。
エルラシディアから参加のRimちゃん。テーマは「思いやり」。見事特別賞
「ありがととうもろこし」子供の時の誤飲がきっかけでとうもろこししか食べられなかったという彼。様々な悲劇を乗り越えて前向きで力強いスピーチでした。個人的には彼のスピーチが一番印象に残りました。
「心の扉をたたく」彼の語り口にはとても説得力があって思わず聞き入ってしまった。
スピーチコンテストの様子はこちらのサイトで見れます。
中東と北アフリカにおける日本語教育
生徒さんたちの日頃の努力や熱心さ、日本への想いが伝わってきます
是非ご覧下さい
アトラクションの中の、日本人大学院生さんによるアラビア語スピーチ。フスハーだったので内容は分からなかったけど、「タジン」は聞き取れました(^^♪歓声と拍手喝采
大会の最終演目のよさこいソーラン節
日本への思いも込めてみんな精一杯踊りました