時々クメール語を教えてくれている留学生の子の、友達の妹さん(Nさん)が新潟から神戸に遊びに来ていました。彼女は、カンボジアにいる時に交通事故に合い、その時のケガのせいで片足に装具をはめていました。カンボジアでは医師から大丈夫と言われたけど、日本に来て冬になって足が痛み出し病院でレントゲンを撮ったら骨折していたとのことです。
しばらく入院して、そのおかげで病院で使う日本語はたくさん覚えた、日本のお医者さんと看護婦さんと患者さんは優しいね、英語が通じなくて困ったけど、と笑っていました。
今日は私の愛車ヴィッツに乗って、4人で神戸観光へ出掛けました。
兵庫県立美術館の前で皆をひろって、まず昼ご飯へ。
「何が食べたい?」と聞くと、「何でもいいの」と言うのでタイ料理は?というと、「タイ料理はタイの料理だから。せっかく神戸に来たから、神戸の料理が食べたい!」とのこと。
ん~神戸の料理ってなんだろう?イタリアンとかフレンチとか普通の和食じゃダメなのかなぁ、神戸牛かなぁ?
色々考えた末、MOSAICにあるシーフード・バイキングへ。MOSAICなら神戸ポートタワーやポートピアホテルがあるから、神戸らしい景色も見れるかなと。
お腹一杯になったあとは、少しショッピング。Nちゃんはかわいらしいネックレスを買って早速嬉しそうにつけていた。
その後、須磨の水族館へ。皆も私も、ここへ来たのは初めて。
タランチュラの脱皮した殻が展示してあり、「カンボジアでは、この蜘蛛をフライにして食べるのよ」と教えてくれました。えぇ~っ!とびっくりしたけど、隣で聞いていた若い女の子はもっとビックリした様子でした。
Wさんは途中ちょっと暇そうにしていたけど、イルカのショーは皆はしゃいでいました。
最後は明石海峡大橋を渡って淡路島へ。2号線は渋滞していて、結局1時間近くかかりました。途中、高速道路を作るのはどれくらいお金と時間がかかるのか?など、難しいこと聞いてくるので、運転しながらドキドキ。そんな事は大学の先生にでも聞いて欲しいものですが、「多分1㎡辺り1億円くらいかな?」とか怪しい情報を適当に教えてしまった
あとでちゃんとわかる人に聞いてくだされ
橋を渡るときはみんな「わ~!」と言って、窓を全開にしたり運転席と助手席の間から前に乗り出したりして大はしゃぎ。
明石海峡大橋を渡ってすぐの観覧車のあるサービスエリアで、ライトアップされた橋を見ながら休憩。
今日1日で3人が一番興味を持ったのは、橋を形成しているケーブルの実物大モデルのようです。3人とも橋のケーブルのインフォメーションを食い入るように見ていました。
Nさんはウエストポーチからメモと鉛筆を取り出して、インフォメーションに書かれたケーブルの長さ・幅などを、「これはどういう意味?」と漢字の意味を聞きながら真剣にメモを取っていました。
そして、3人でクメール語で熱く討論。さっぱり分らないので、横でだまって橋を眺めてると、「みんなね、橋の作り方とかコスト、橋による環境・生活へのメリット・デメリット、経済効果とかを考えてるんだよ。」と教えてくれました。
この子達ほんとに凄いなあ、さすが経済学部の学生さん達だわ!と感心した。
夕食は、W君がお寿司をおごってくれました。Nちゃんは翌日新潟に帰ることになっていました。会館の前で皆を降ろしたとき「また新潟来てね~。その時は~カンボジア料理つくりまぁす。ありがとう。」と、3ヶ月間の入院生活でマスターした日本語で言ってくれました。
今日は皆と神戸を観光できてめっちゃ楽しかった~!