寄せられたコメントに関連するお話・・・「不妊」について

　大変ご無沙汰しておりました。
本業とセッションの対応で、なかなかブログを更新出来ずにいました。
4月に入って初めての記事更新です。
この間、ブログに寄せられたコメントについて、少々触れたいと思います。

寄せられたコメントの中で、一番多かったのが、「不妊」に関することでした。
そこで、本日は「不妊」に関する事を、改めて書きたいと思います。


１．新たに判明した「不妊」の原因
　
　以前、不妊に関する事をこのブログで触れましたが、その後不妊セッション等で相談者を観察してみると、新たに別の理由があることが判明致しました。

　それは、結論から言いますと「修行的に子供を授かる必要がない」、もしくは「夫婦2人の生活を望んだ」魂が、自ら決めて人生を歩んでいるということです。


２．ん？無賃乗車でも体調不良でもないのになぜ？

　この前、「今日の最終便で帰らないといけない」という方が、わざわざ関東から会いに来て下さり、急遽不妊セッションを実施しました。
１００名以上の方が「セッション実施待ち」の状態で、急な連絡に戸惑いましたが、この沖縄まで飛行機に乗っていらっしゃったということは、相当切羽詰った状況なのだろうと解釈し、対応させて頂きました。

　そして、某カフェでセッションを始めたのですが、その方はなんと医療機関の診察でも「異常なし」。私が拝見した状況でも「無賃乗車」状態でもなかったのです。
ご夫婦の状態も至って良好。体調面もすこぶる良いとのこと。相談者は「きっとこれは無賃乗車だ！」と感じ、格安航空を利用して来沖されたそうなのですが・・・。

　　　私「遠路はるばるいらっしゃって下さって申し訳ないのですが・・・、率直に申し上げますと、あなたの状態は「無賃乗車」状態ではありません・・。」
相談者「え！そんなはずはありません！　夫婦仲も良いですし、体調も良いし・・。」
　　　私「しかし、現に子宮には誰もいません・・。とりあえず基本セッションをしてみましょう。そこから理由がわかるかもしれません。」

　相談者は必死に「無賃乗車である」ということを訴えていましたが、嘘をつくわけにもいかず、とりあえず基本セッションの「前世観察」に入りました。


３．前世で経験した「子育て」。今世での「テーマ」は？

　この相談者の前世を観察してみると、「不妊」の理由が一目瞭然でした。
前世でなんと１０名以上のお子様に恵まれておりました。

　その時は、お子様やお孫様に囲まれて、とても幸せなご様子でした。
そして、臨終の際にこう思ったようです。

「あー、なんて私は幸せだったのだろう。苦しい時や落ち込んだ時、この子達に本当に助けられた。この子達がいて良かった！」

しかし、こうも思ったようです
「だけど、もしこの子達に恵まれていなかったら、私はどんな人生だったのだろう・・。どこまで自分自身の気力で乗り越えられたのだろう・・。一人で生き抜くのは厳しかったかも・・。」

という結論に達し、
「よし！次の人生はどこまで人生の荒波を乗り越えることが出来るか、試してみよう」と思い、「心の支え」である子供を「手放して」、次の人生を送ることに決定したようでした。

　ということで、この相談者の場合は「あえて子供を授からないことを選択した」人生だったようです。

この事をお伝えすると、涙ながらにこうおっしゃいました。
「そうですか・・・。こんなに子供が欲しいのに、自分自身で選択したんですね・・。」

無理もありません。今世では自覚はありませんが、前世の記憶はしっかり「魂」には残っていますから、前世での状況と比べたら、寂しさは想像以上でしょう・・。


４．「子供のいる人生」ｏｒ「子供のいない人生」

　皆さんにとっては、「子供のいる人生」と「いない人生」どちらが良いですか？

私の解釈としては、どちらも「修行」なのだと、この一件で学びました。

　自分のペースで人生を過ごした魂にとって、時にペースを乱す存在の「子供」を、しっかりと育て上げることが「修行」ですし、逆に心の支えである「子供」がいないことによって、どんなに過酷な人生も、己の気力で乗り越えなければいけないことも修行なのです。

　子供がいるからこそ、厳しい人生もあるでしょうし、助けられることもあるのでしょう。
　子供がいないからこそ、自由な人生もあるでしょうし、心の支えなしで乗り越えることもあるのでしょう。

今瀬に来た以上、どういう状況下でも修行なのです。


５．「不妊」？　「非妊」？

　ということで、今回の状況を踏まえて、私はこのような選択をした方の「不妊」をこう表現することにしました。

　「非妊」

　いつでも授かる状況だけれど、子供を望まない「避妊」
　授かりたいけど、体調面や別の誰かに邪魔されている「不妊」
　そして、人生のテーマとして「授からない」と決めてきた方の「非妊」

今後は、この「非妊」についても、勉強していきたいと思います。

それではまたの機会に。