第7回 フルート・ライヴ in Hakuju 2016
http://www.hakujuhall.jp/syusai/61.html
↑プログラム解説、メンバー紹介などはこちらに載っていましたので、コンサートレポートは簡単な所感にとどめておきます。
印象に残ったことを、まとめると・・・
まずはこの日の司会者を務めた、工藤重典氏のフルートですが、譜面を忠実に(それが難しいのでしょうが)、特にこの日は、あまりに淡々と音符を拾って吹いているように感じました。作曲家の意図に忠実すぎて、自分自身の表現力、個性がないようにも感じられました。しかし演奏力が高いのは、言わずもがな、真似出来ませんな。
神田勇哉さんは、マグナムトリオの中では、観たことあるのは2人目となる。特殊奏法と思われる、奇声をあげながらフルートを吹くなど、リーダーの変態奏法(笑)とも互角なテクニックを披露しながら、曲によってはバスフルートまで吹きこなし、さすがでしたね。
この日のコンサートは、曲のイメージにあわせて衣装チェンジも多かった。白いカジュアルなフレンチドレスに、日傘をさして登場する、梶川真歩さん。
小洒落たサングラスに、薄い黄色を基調としたチュールスカートのようなカジュアルなスタイルで登場する西岡あかねさんは、特に印象に残りました。他のメンバーもピアニストの衣装も素敵でした。
アイコンタクトで合図をしながら、全体的に女性陣は清楚な音色で、男性陣は力強い音色でまとめていて、いいアンサンブルだったと思う。
新人フルーティストのお披露目演奏のようなプレコンサートも、普通以上な演奏(中には呪術的な音色を交えた、個性豊かなフルート)を披露してくれて、新鮮さを感じられた。今後の活躍を願ってます。