音楽評論館

音楽評論やコラムなどを執筆してます。

2019.3.23 sat リコーダーとチェンバロの合同リサイタル@東京オペラシティ3F 近江楽堂

2019-03-26 17:51:45 | コンサートレポート



チェンバロの先生が、通奏低音奏者として出演するというので、聴いて来ました。



前半にフランス、後半にイタリアのリコーダー作品。それぞれの独奏に加え、二重奏や三重奏のアンサンブルも聴くことが出来た。
フランスの作品は、全体的にしっとり感があり、フランス伝統の情景が優雅に目に浮かんでくるような演奏は、あまりに気持ちよく、途中で睡魔に襲われそうになることが多かった。
イタリアの作品は、前半とは、少し対照的で、明るく陽気な演奏でした。イタリア特有の情熱的な躍動感が、演奏の中に満ち溢れてて、軽快なリズム感が、程よい心地よさを誘っていた。
最後の曲、ヴィヴァルディのソナタ4番 へ長調 作品1は、元々のヴァイオリンの旋律を、リコーダーで吹いていた模様。この曲が一番良かった。

私は、フルートやリコーダーをメインで吹くことはなくなったが、全く関わりがなくなった訳ではなさそうだ。
まだ、日本フルートクラブ出版の会員にはなっていて、以前に、比田井リコーダー教室の発表会を聴きにいったことがある。
出演者のプロフィール欄を見ると、比田井裕さんを師と仰ぐリコーダー奏者がいた。
聴き終わったあとに、なんとなく、リコーダーを吹いている時の姿勢や雰囲気が似ていたような気がした。終演後に話しかければよかった。
誰かと、繋がりがあったかもしれない。

‪【モーストリー・クラシック】‬月額払いの定期購読

2019-03-21 15:39:45 | クラシック
‪【モーストリー・クラシック】‬
去年から、発売日に書店まで買いに行き、読んでいたが、今月から定期購読にした。
1年購読と同じ、25%OFFで送料無料の月額払いを選択。発売日(20日)に届くか心配だったが、仕事が終わり、家に着いた時には、既に届いていた。雨の日でも濡れない梱包。



去年から(多分1年近く)、読んでみて分かったことは。次の発売日までに読み終わるのは、全体の10分の1以下であることが多かった。それだけ内容量が多いということか。
さらに、気になる特集が掲載されたバックナンバーも何冊か注文した。
おそらくは、専門に(おそらく音大とかで)音楽を学んだ、業界の音楽ライター陣が執筆しているのだろうが?、自分の主観あるいは客観的に聴いて、それを読者に伝える雑誌ではなさそうだ。
音楽を聴く前に、知っておいて決して損はない、音楽の歴史(作曲家や楽器の歴史、譜面や楽曲の構成や内容などの解説)が多い気がした。
クラシック(昔の話題)だけでなく、タイムリーな、時事ニュースもかなり多く取り上げているので、バックナンバーを遡って読むより、リアルタイムで目を通すほうが面白いのではないか。

2019.3.9 玲里with難波弘之@中目黒Cafe & Livespot FJ's

2019-03-13 15:39:18 | コンサートレポート
2019.3.9 玲里with難波弘之@中目黒Cafe & Livespot FJ's



少し遅れて到着すると、既に始まっており、会場の外まで素敵な演奏がよく聴こえてきた。
今回で4回目。いつも新曲の制作まで考えながら、忘れた頃に懐かしい曲をやったり、誰しもが知るような名曲を披露したりと。
毎回、バラエティに富んだ構成で、本番終了後には、お客様ともよく会話に応じてくれて、居心地のいい空間で、楽しめました。
本番2日前に急遽決まった、クイーンの『ボヘミアンラプソディー』は、映画の感動とリンクして、目頭が熱くなりました。
難波弘之氏は、左手が右手を超えて高音域を弾く技を、見事にやって決めていたが、本人に聞いてみたところ、あれはフレディが弾いていたから。普通に右手で弾けばいいところなのに、あれは、かなり難しいんだよね。と、鍵盤談義にも、気さくに応じてくれた。(ライブ中に、バンドの仲間うちでは、音楽の話で、揉め事になり、大喧嘩にまで発展することもあるという意外な話をしていたが、難波弘之氏はいつも低姿勢だと思う。)
他には、玲里さんの祖母はソプラノの声楽家だったのですよね?と話しかけてみたところ、玲里さんは、母とはまた違った中音域で、いい声をしていると、難波氏は褒めていた。

この日、会場で4作目を購入。気さくにサインにも応じてくれた。ありがとう。

これまで、2nd〜4thまでを聴いたところ、発音の仕方などに、他の歌手にはない個性があり、独特の歌詞の世界観にあった、心に響いてくる声だと思う。またいつか遊びに行きたいと思う。