Nonsection Radical

撮影と本の空間

興味のある読書

2014年08月25日 | Weblog
ね~ね~昨日のテレビ視たぁ?って会話は、いまだにあるだろうが、あの本を読んだぁ?って会話はもはやマレだろう。
その会話が成り立つには共通の本を読んでいなければならないのだが、「本好き」と呼ばれる人は意外と意固地で頑固で特定の分野の本しか読まなかったりして共通性がなかったりするものだ。
また本とは無縁の人は、そうそう薦められたからと言って本を読むわけでもない。
そういう中で本好きは孤独な世界を深めていくのだけれど、唯一”出会い”のチャンスがあるとすれば、誰かが何か本を読んでみようかなと言った時に、ピッタリの本をオススメする時ぐらいだろう。
まあそうやって家人にも読書の楽しさを知らせたりしたのだが、こちら関西ではとんとそんなチャンスもない。
そんな時に仕事先の、中一ダンシのお母さんと最近の例の少年犯罪なんかの話になった。
メンドクサイ年頃のムスコを持つ母親として、我が子の事が段々と理解出来なくなってくるようになり、まともに育ってくれるのだろうか不安を覚えるのであろう。
まあそのあたりは、関西特有の濃ゆい家族関係が過干渉すれすれになる事にも注意せねばならないのだけど、ニュースではわからない事ばかりだし、ハッキリ言って「我が子はマトモに育って欲しい」という気持ちを安心させる話が欲しいようなのだ。
確かに世間では自分らが理解出来ない事はみんな「心の闇」なんて言葉で”理解”しようとしているので、切実さは空回りするばかりだろう。
それで「こんな本を読んで見てはいかが?」と薦めた本がある。
買ったばかりでまだ読んでいないのだが、なにしろ積ん読山に暮らす老人なので、先に目を通しておく本がまだあるので、先に読んでもらったのだ。
まあ興味のある分野と言っても、たぶん一週間ぐらいは返ってこないだろうと思ったのだが、2日で2/3ほど読んだという。
読み進める動機は、その「答え」が知りたいからだろう。
猟奇的な少年犯罪に「更生」はあるのだろうか?あるのなら、その方法は?
我が子がもしそういう場合に、親として救いはあるのだろうかと。
まだ読んでいないので、その答えが書いてあるのかは知らない。
また、他の本でもそんなヒントがあるものがあるのかもわからない。
でも、我が子に「他人」を感じ始めた母親が、ムスコの”心”に興味を持ち始めたもといえるので、ちょっと話を続けていこうかなと思いはじめた。
それにはいい加減なものではない本を探さないと。
そういう“イイわけ”でまた本屋通いが続くのであった(笑)。




大島中央銀座商店街 1
東京都江東区大島4,5丁目
撮影 2014年8月13日 水曜日 11時45分
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